きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

佐賀に行ってきました/鍋島小紋

2010-11-07 00:20:11 | 七五三の着付け
 佐賀県の知り合いにお祝いがありましたので、伺いました。
 その折に、佐賀城を見学する機会がありました。
 書ききれないほどの内容がありましたが、衣裳に関してひとつありましたので書くことに致します。

 佐賀藩の「お留型」は「胡麻柄紋」 

 ご存じのように江戸時代の大名の裃(かみしも)の柄は、「お留型(おとめがた)」といって、各藩ごとに決まっていました。
 佐賀藩はゴマの殻を横から切った断面をデザインした「胡麻柄紋」を型染めした「鍋島小紋」です。
 明治維新以来すたれていたものを佐賀市の山中順子さんが型紙を発見して日の目をみたものです。

 紋を入れれば準礼装としても

 写真は復刻したものを山中さんが、寄贈されたもので、佐賀城の中に展示されています。
 現代では一般にも着られていて、江戸小紋という名称で知られていますが、紋を入れれば格式の高い衣裳として着れるために重宝がられます。

 「鍋島小紋」は「道具彫り」

 紀州藩の領地…伊勢の彫職人の手で彫られるので「伊勢型」とも言われます。
 「突き彫り」「錐(きり)彫り」「道具彫り」「縞彫り」の4種類ありますが、「鍋島小紋」は「道具彫り」にあたるようですね。


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