きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

福岡/今年最後の着せ付け講習

2012-12-07 00:24:59 | 舞踊と振袖の着付け
ももち文化センターで12月11日・12日の二日間!

「着付け塾いちき」が主催する、「舞踊と振袖の着せ付け」講習が、12月11日(火)午後7時~・12日(水)午前10時~の二回行われます。
平成24年の講習としては、今年最後のものになります。

江戸時代の歌舞伎の世界をのぞく…舞踊着付けの面白さ…

日本舞踊の古典と言われるものは、江戸時代の歌舞伎舞踊に原点を置くものが多く、その衣裳も江戸時代を中心に、平安・室町時代の衣裳まで多岐にわたります。
現在の着付けの基本は、「歌舞伎衣裳附帳」(写真)というものによって行われています。
この附帳は、松竹衣裳(株)が江戸時代から綿々と伝承してきた衣裳の内容を記録し発行したものです。(非売)
内容は、歌舞伎の演目別・役柄別に、衣裳の生地の種類、地色、柄と色などを、こと細かく書き記したもので、かなり分厚いものです。


画面は「仮名手本忠臣蔵四段目/大星由良之助の衣裳」の内容が書かれている箇所
その中に、歌舞伎舞踊の衣裳の内容が記載されていることはもちろんです。
舞踊の着付けを学ぶことは、「江戸時代を謳歌した歌舞伎の世界をのぞく楽しさ」でもあります。
そんな講習を、初心者でもわかるように進めていきたいと思っています。

  
舞踊セミナーで芸者の着付けを指導する、元・松竹衣裳(株)常務・岸田喬先生

歴史を忘れた「振袖の着付け」を取り戻したい!

服飾の文化が時代とともに変化していくことは当然のことです。
しかし、自立していく女性の第一歩ともいえる振袖の着付けが、何とも幼児っぽくなったと思うのは、私だけでしょうか。
古人は、四季の移ろいを衣裳に染めて、その生きざまをきものの形で表現したものです。
生まれてくる赤子に白い産着を。結婚式の花嫁には、白打掛と色打掛を。
私の近しい女性は、ガンの宣告を受けてから、葬送のための白装束を自ら縫い上げて他界していきました。
衣裳に託した死へのなんと荘厳な決意でしょう。
先人は、自分のためでなく他人のためにする表現としても、祝福の衣裳をまとい、悲しみの衣裳でその心を表現しました。
ですから、大人社会への決意を込めた振袖は、凛として、初々しく着付けることが必要だと思うのです。
ももち文化センターの振袖講習は、そんな振袖着付けの講習にしたいものだと思っています。
プロが教える「着付けの基本」さえ習熟すれば、現代風の振袖はどのようにも対応できますので、是非一度お越し下さい。

見学者大歓迎!

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