KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

やることおおすぎ

2007-02-24 18:37:24 | フィールド日誌
もう夕方6時25分である。
信じられない…。
今日中に昨日のフィールドノート完成は無理だ。あきらめるべきか。否か。…いや、とりあえずやるだけやってみよう。

フィールド日誌は、自分の言い訳のために書いているので、言い訳して自分を癒そう。
仕事が多いのである(…情けない)。
2月後半、というこの時期が悪い。
専門学校(2つ)の入試と、もうひとつの専門学校の期末試験が重なっているのみならず、わたしが編集幹事をしているT教育学会の学会期用を3月第一週までに完成させなければいけないのだ。
とりあえず、学会紀要仕事は、今日、机の上においてあった第二校原稿を目にしたとたんに、バンッ!と机の引き出しにしまいこみ、カギをかけておいた。
精神安定のためだ。しかたあるまい。
…知らん。知らん。学会紀要なんて、二校校正を一人でやらなきゃいけないなんて知らん。
忘れなきゃ、やってられない。

なんなんだ。なんで、研究室に5人も院生が(4月からは7人という大所帯)いるというのに、なんでこんなにわたしとY氏にばかり仕事が回るのだ。
日本人だからかっ!
日本人の宿命なのかっ!

それはともかくフィールドワークのつらいところは、非常にパートタイムがやりにくいところにある。
新しいことがほとんどないようなところで、大まかに文化を記述するようなフィールドワークならまだしも、わたしのようないわゆるマイクロ・エスノグラフィーは、その場にいった一回一回が勝負だし、毎日が自分の記憶力との戦いなのだ。

今日、フィールドノートをかけなかったら、明日は無心ですごすしかない。
ただのボランティアとして入って自分を休ませるしかない。
…まあ、それでもいいのかな、とも思ったり。

なにしろ、昨日は知的発見がありすぎた。
ただ単に、自分が企画に関わったイベントだということでもないし、
会話が多かったから情報量が多い、というだけのことでもない。

すごく知的発見に満ちてた。
やっぱりフィールドは宝の山だ。
久々に、ものすごく、知的に興奮した。
わたしのやりたいことは、「これだ」って思った。
絶対、昨日みたことはまとめなければいけないと思う。
とりあえず、これをまとめて世に出すまでは死にたくない、と心から思った。
伝えなければ。
それが、わたしの任務だ。

頭の中がグルグルキュルキュルと回りつづける。
容量オーバーの記憶と分析が同時に進んでいく。

こんなとき、わたしはやっぱりフィールドワーク・マシンなのだな、と思ってしまう。
フィールドワークが誰にもできるなんて、うそだ。
すごく特殊なものを、いつのまにか、わたしは持ってしまったようだ。


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