電車でAERAの中吊りを見たら「産む機械」発言の特集がされていた。
わたしのいる大学は、「女は30過ぎたらただの肉の塊」発言をした某教授がいるような、セクハラ発言容認大学なので、「産む機械」といわれようが「産む装置」といわれようが、今さら何よ、という感じもする。
ジェンダー問題にセンシティブであることに、たまに疲れてしまって、感覚が麻痺しかけているのかな、と思うときがたまにある。
フェミニストからの批判はすでに多く浴びせられているし、AERAでは斉藤美奈子も記事を書いているようなので、いまさら「女を「産む機械」なんてたとえるなんてひどい!最低だ!」なんて言わない。
だけど、わたし個人の問題として、「これは本当に先が暗いなぁ」と思ってしまったことはここに書いておくべきだと思う。
わたしも20代後半で、しかも、「この人とならずっと一緒にいてもいいなぁ」と思える相手が近くにいるので、たまに、結婚のこととか、出産のこととかも考えたりする。そして、それと同時に就職のことも。そして、わたしを育ててくれた…そして将来的に(現在もだけど)介護すべき家族のことも。
…で、それらを考え合わせると、どう合理的に考えても、「結婚や出産なんてできるはずない」という結論にたどりつく。少なくとも、出産なんて無理だ。これ以上、わたしがケアするべき人間が増えるなんて考えただけで絶望的になってしまう。
高等教育機関での常勤仕事もしなければいけないし、研究もしなければいけないし、パートナーのケアもしなければならないだろうし…、でさらに実家の家族のケアもして、…そしてさらに、子ども!?この教育費がやたらとかさむ時代に子ども!?
あ り え な い
どう考えたって、どこかにしわ寄せがきて破綻するにきまってるじゃないか。
少なくとも、完璧にこなすという計画ははじめから破綻してる。
第一、今だって、非常勤講師と研究をかね合わせているだけだって、倒れそうなほど大変なのに…
それに、わたし、体力ないし、不器用だし…
絶 対 い つ か 、 た お れ る !
…いやだ、いやだ、いやだ!絶対、無理!
「幸せ家族計画」とはどういうものなのかが想像つかない。
残された可能性は「デキちゃった婚」しかないと思う。
(現実に「デキちゃった婚」が多いのは、わたしのように考える人が多いせいなのかなぁ)
計画とかとは無関係に、とにかく妊娠してしまって、「アタシに胎児を殺すことはできないわ」という倫理的な正義感の勢いにまかせて、エイヤッと出産して結婚してしまうしかないような気がする。
世の中のお母さまがたにおうかがいしたいのですが、
結婚して、出産することは、計画として成り立つのでしょうか?
少なくとも今のわたしには、成功する計画が立てられません。
そんなわたしに「産む装置」発言はかなり重いストレートパンチでした。
…いや、むしろ「機械」や「装置」だったらどんなに楽か、と思った、といったほうが正確。
何も考えない、そしてケアする必要も、完璧にやりたいという強迫観念も、子どもやパートナーや家族に対する責任もない「機械」「装置」だったら、そりゃもう、バンバン、子どもを大量生産してやりますよ。わたしは。
それができないのは、一方で「機械」「装置」として語られるくせに、人間として生きる倫理的責任を負わなければならないからです。
厚生労働大臣がそんな発言をするこの時代に、わたしはこれから、結婚や出産をしなければならないかもしれない…。
これほど、重苦しくつらいことはありません。
わたしのいる大学は、「女は30過ぎたらただの肉の塊」発言をした某教授がいるような、セクハラ発言容認大学なので、「産む機械」といわれようが「産む装置」といわれようが、今さら何よ、という感じもする。
ジェンダー問題にセンシティブであることに、たまに疲れてしまって、感覚が麻痺しかけているのかな、と思うときがたまにある。
フェミニストからの批判はすでに多く浴びせられているし、AERAでは斉藤美奈子も記事を書いているようなので、いまさら「女を「産む機械」なんてたとえるなんてひどい!最低だ!」なんて言わない。
だけど、わたし個人の問題として、「これは本当に先が暗いなぁ」と思ってしまったことはここに書いておくべきだと思う。
わたしも20代後半で、しかも、「この人とならずっと一緒にいてもいいなぁ」と思える相手が近くにいるので、たまに、結婚のこととか、出産のこととかも考えたりする。そして、それと同時に就職のことも。そして、わたしを育ててくれた…そして将来的に(現在もだけど)介護すべき家族のことも。
…で、それらを考え合わせると、どう合理的に考えても、「結婚や出産なんてできるはずない」という結論にたどりつく。少なくとも、出産なんて無理だ。これ以上、わたしがケアするべき人間が増えるなんて考えただけで絶望的になってしまう。
高等教育機関での常勤仕事もしなければいけないし、研究もしなければいけないし、パートナーのケアもしなければならないだろうし…、でさらに実家の家族のケアもして、…そしてさらに、子ども!?この教育費がやたらとかさむ時代に子ども!?
あ り え な い
どう考えたって、どこかにしわ寄せがきて破綻するにきまってるじゃないか。
少なくとも、完璧にこなすという計画ははじめから破綻してる。
第一、今だって、非常勤講師と研究をかね合わせているだけだって、倒れそうなほど大変なのに…
それに、わたし、体力ないし、不器用だし…
絶 対 い つ か 、 た お れ る !
…いやだ、いやだ、いやだ!絶対、無理!
「幸せ家族計画」とはどういうものなのかが想像つかない。
残された可能性は「デキちゃった婚」しかないと思う。
(現実に「デキちゃった婚」が多いのは、わたしのように考える人が多いせいなのかなぁ)
計画とかとは無関係に、とにかく妊娠してしまって、「アタシに胎児を殺すことはできないわ」という倫理的な正義感の勢いにまかせて、エイヤッと出産して結婚してしまうしかないような気がする。
世の中のお母さまがたにおうかがいしたいのですが、
結婚して、出産することは、計画として成り立つのでしょうか?
少なくとも今のわたしには、成功する計画が立てられません。
そんなわたしに「産む装置」発言はかなり重いストレートパンチでした。
…いや、むしろ「機械」や「装置」だったらどんなに楽か、と思った、といったほうが正確。
何も考えない、そしてケアする必要も、完璧にやりたいという強迫観念も、子どもやパートナーや家族に対する責任もない「機械」「装置」だったら、そりゃもう、バンバン、子どもを大量生産してやりますよ。わたしは。
それができないのは、一方で「機械」「装置」として語られるくせに、人間として生きる倫理的責任を負わなければならないからです。
厚生労働大臣がそんな発言をするこの時代に、わたしはこれから、結婚や出産をしなければならないかもしれない…。
これほど、重苦しくつらいことはありません。