KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

わたしの最終講義:「2番目に好きな授業」

2007-02-19 18:48:15 | お仕事
今日は現在通っている専門学校の最終講義でした。

来年度からちょっとした研究職の身分をゲットすることになったので、そのあたりの規定で非常勤は原則禁止になってしまったのです。
…とはいえ、後から詳しく送られてきた規定を見てみたら、「週5時間までOK」ということらしいので、がんばれば大丈夫だったかもしれないのですが、さすがに担当教官からお許しは出ませんでした。

というわけで、最後の「国語表現法」を本日、やってまいりました。
とはいえ、やるべきことは決まっているし、たくさんあるので、感動的なことはなにもありません。

でも、やっぱりちょっと、最後らしいこともしたいな、と思い、片方のクラスで感想を書いてもらいました。
わたしは、A組とB組の2クラスを担当しているのですが、
A組のほうではちょっぴり時間があまったので。

…実は、これ、わたしの授業経験上、はじめての試み。

同じ研究室のY氏は大学の授業のTA(ティーチング・アシスタント)のときでも感想を書いてもらったりしているようなのですが、わたしは自分の授業に対する感想を書いてもらったことがありません。
教育実習中から、ずっと、そうでした。
学生に気を遣われて「よかったです」みたいなことを書かれるのも嫌だし、あんまり悪いことばかり書かれてそれに耐えられる勇気もないという小心者かつ意地っぱりなわたし。
どうにも「授業の感想」を書いてもらおうという気になれないのです。


結果から言うと、「リップサービスばかりになっちゃうかな」という、わたしの予想は大幅に甘かった。
彼女たちは、わたしの予想以上に正直でした。

正直感想第一位はこれ!
「先生の授業は1年生の授業の中で2番目に好きでした」

…さすがです。
なんか、「国語表現法」の担当教員としては、「わたしは良いけどさぁ、他の先生にはちゃんとそこら辺はリップサービスしときなさいね(汗)」と言いたいような気持ちもありますが、わたし自身はなんだか、とってもうれしかったです。
すごく、あたたかい気持ちになりました。
ああ。もう暦の上では春なんだなぁ、としみじみしてしまいました。
幸せ。ほんとうに、すごくしあわせ。

半期だけの、短い間の授業だったのに、しかも「国語表現法」なんて将来にも関係なさそうなつまんない授業なのに、それでも彼女の中で「2番目に好きな授業」という意味ある位置に位置づけられたことは、わたしにとって大きな誇りです。

それにしても、
「来年度の引継ぎの参考にするから、「この内容は残してほしい」とか「これはこうしてほしい」という感想を書いてね」と言ったのに、

「kimistevaちゃん。好きー。」
「もう来ないの、さみしいよー。また来てね。」

…みたいな感想が多いのは、わたしのキャラクターのせいなのか…。
それとも、彼女たちがあまりにも甘えんぼうなのか。


ああっ!悪かったなっ!
わたしも、みんなが大好きだよっっ!チクショー!