岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

あまご釣り名人に学ぶ商売の見方!

2013年02月05日 | 商人
郡上の長良川水系では例年の2月1日の解禁日を
今年から2月15日に遅らせました、
太公望には待ち遠しい期間です。
私も子供の時分には祖父の手ほどきで 「あまご」や「鮎」を釣りに出かけたものです。


川の表面の流れだけでなく 川の中に流れる「底波」に餌を流さなければ
警戒心の強いあまごはつれません。 
目に見えない川の中が観えると釣れるのですが それをハリスのたわみや
目印の動きで感じるのですから 素人では天然あまごはなかなか釣れるものではありません。
釣りの「コツ」を会得するまで幾度も失敗を重ね悔しい思いをします。
それだけ釣果に差が出るのです。


私たちの商売と相通じるものがあります。
お客様の心の中を察して商品を提案しなければ買っていただけません。
そこにマーケッティングやクロージングの重要性があるわけです。


来る2月8日(金) キーパープロショップ研修会が長野県松本市で開催されます。
それに私と武藤君と臼井店長で参加させてもらいます。
昨年秋には他のメンバーに参加してもらっていますので これでほぼ全員参加になります。
釣りを学んだように 洗車・コーティング業も実践しながら学びの最中なのです。
一つは洗車技術の学び もう一つは「聞く」学び さらにマーケットの動向の学び
大きく分けて三つの対象があります。


釣り竿を与えられて「釣ってみよ」から始まったあまご釣り 最初はウグイやアブラハヤしか釣れません。
何で?どうして? あまごは居ないんじゃない?
でも祖父が釣ると あまごがちゃんと釣れてきます。
そこで好奇心と探究心がムクムクと湧き上がったのを覚えています。



私たちは洗車・コーティング商売の新参者です。
釣竿の代わりに店を与えられています。
先輩店舗の実績と未熟な我々とは まだまだ大きな開きがあります。
何で?どうして? を好奇心と探究心で探し求めていく必要があります。


釣れないのを「竿があっていない」 「餌のせいだ」 「魚が居ないからだ」と
言い訳をしているうちは何も進歩しません そのうち魚釣りがいやになってやめてしまうだけです。
しかし自分の未熟さにあると気づけば 謙虚にそして素直になります。
祖父の助言をきいてそのとおりやると見事あまごが釣れた訳です。
そこからハマってしまいました。
「あまご」はキレイな魚で清流の女王とも言われています。
竿や道具も重要ですが まず大事なのは段取りです。
今日は気温が暖かいからおそらく魚は瀬についているだろう それならオモリと針の距離を短くしておく。
濁りが入っているから餌はミミズで行こう。
先行した人が探っていないポイントはもっと手前の筋だから 岸からはなれて釣ろう。
回を重ねるうちに釣りの要素を一つ一つ覚えていって釣果も飛躍的に伸びました。 


この段取りを「戦略」とするなら 
洗車・コーティング商売の「新参者」は 個々の技術ばかりかマーケットという全体を知らなければ
ならないわけです。 

キーパー研修会はマーケットのいろいろな参加者が訪れます それぞれの見方に違いがあるはずです。
そういう機会として貴重な会合なのです。


川の中は見えませんけど 必ずあまごは居るのです。
マーケットといってもピンと来ませんけど 毎日どこかで洗車されコーティングが施工されているのです。
自分の道具でどのように攻めるか?


会社や店を預かる立場である以上 釣れた・売れたという入門段階から 
戦略や見立てといったより高度な視点・視界が
求められている時期がやってきたようです。
へたくそは釣れないのを自分以外にもとめて言い分けします。
他責の人では釣りも商売も上達はしません。


「あまごつり」と「商売」に戦略の重要性という共通点が発見されるわけです。


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