岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

「タイヤホイールマーケットを語る」を聞きに行く!

2013年02月26日 | 商人
昨日 名古屋へいってアルミホイールの仕入先であるマルカサービスの
吉井副社長と「うどん会議」を行なってきました。
店の中ばかりにいるとお山の大将という井の中の蛙に陥って
世の中の大きな変化に対して鈍感になり
視野が狭くなりますから 毎年定点観測のように
業界で日本中を飛び回って世情に詳しい人に教えを乞いに行くわけです。
「今井さん夜来ませんか?お酒でも飲みながら」と
毎回言われるのですが 酒が入ると歓心が別の所にいってしまうので
昼食のうどんを食べながらということで「うどん会議」を称します。

そこでの話の中に 「円安が進んでいるので6月頃をめどに
販売価格の値上げをせざるおえません」というのがありました。
スタッドレス用のアルミホイールはほとんどが輸入ですから
為替が15%も円安に行っては製品価格に転嫁せざるおえないそうです。
各業者が足並みを揃えて値上げになるそうです。

また2014年4月には消費税8% 2015年4月には消費税10%へという
影響が自動車の販売登録台数に先食い需要をもたらす可能性があるけれど
消費税値上がり後の需要の冷え込みは恐ろしい事になるかもしれないと
おしゃっていました。


また日本中の個人店型タイヤ専門店の経営が苦境になりつつあるそうです。
代わりに元気があるのはオートバックス・イエローハット・ジェームスといった量販店と
タイヤ専門店でもフジコーポ・マルゼンといった大型化・全国展開型が力をつけて
その他としてはカーディラーの躍進が目立つそうです。
「なぜ個人店型タイヤ専門店が苦境に陥っているのか」に対しては
これは我々そのものであるわけですから
その見解を聴くことは大変参考になります。

私たちの立場「個人店型タイヤ専門店」が全国的に苦戦している理由としては
1 店主の高齢化と後継者がいないという課題。
2 昔ながらの商売から変化できない。
3 インターネットなどお客様の購入方法が変わった。
4 タイヤ以外で売れるもの例えば足回り商品などが無くなった。
5 競合がさらに厳しくなっている。
    などがありそうです。

そうした中で生き延びて行くにはどうしたらよいか?
この課題には参考になる歴史があります。
デフレというのを氷河期と考えると
温暖な気候のなかでいろいろな恐竜が大繁栄し
氷河期に向かう中で 
ある種はより大型になって
首を伸ばしより高いところの餌を取ろうとすることで環境の変化に適合し
別の種はより強い牙と馬力を持つことで他を圧倒しました。
それでも氷河期は全ての恐竜を絶滅に追い込んだのですが
生き残ったのはゴキブリやねずみといった
小型のものです。

それなら我々はねずみやゴキブリに学んで行けば言い分けです。
チラノザウルスになろうとせず
ねずみとして生き延びる。

ねずみとは弱者の象徴ですが
ただの弱者でなく強かさを持っています。
ねずみになった気持ちで考えて行けば道が見つかると思います。
ちなみに私の干支は「ねずみ」です。




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