岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

創業店長と二代目店長それぞれの試練  御苦労様!

2013年03月10日 | 商人
キーパープロショップ岐阜店の高山店長は そのお店を開業した創業店長です。
タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店の臼井店長は初代伊藤店長の後を引き継いだ二代目店長です。


イマージンのHPです。


創業と二代目 それぞれが体験する苦労は同じようで異質なものがあります。
異質であっても極めていくところは同じなのです。
岐阜の金華山への上り口は
七曲口 水道山口 鶯谷口など
登山道はいろいろあっても山頂は一つであるようなものです。



新しいお店を作ってさあやるぞとなるのが創業店長です。
ところが当初の予測はまったく絵に描いた餅で
開業の期待と裏腹に お客様がまったく来られないという逆境を経験する事になります。
現実にその体験をされました。
その時の心情は 私も経験がありますが焦りとか不安とか失望とかが入り混じる苦しいものです。
ですがそれゆえにご来店があるとそれこそあらん限りのもてなしの気持ちが湧きます。
苦しさを体験するがゆえに 商売の原点が背骨に叩き込まれるわけです。
よく創業の原点に戻れとは 誰も来られない不安の最中に 来店されたお客様があるというだけで
感動を味わった純粋な気持ちに帰れということです。

一方二代目の店長は 店を引き継いで店長とされると
よしやるぞと気合を入れるのですが 
ある程度のご来店もありそれまでと環境に大きな変化がありません、
なにか新機軸が打ち出されるわけでなく 時間の経過とともにいろいろな課題が
同一レベル化してしまいやるべき優勢順位が不透明になるという
苦しさを味わう事になります。
自分のやっていることを
他店と比較したり過去と比較することで確認しようとする傾向が出ます。
よし改革してやろうと思っても 
拠り所となる基準を何に求めたらいいのか
わからないという状況で 意気込みが空回りする苦しさを味わいます。

創業店長も二代目店長も
「店長」という名前を意識してしまい 
店や会社側の立場でモノを考えてしまうわけです。
当たり前の意識ですが この意識が支配するうちは苦しいのです。
なぜならお客様とは売上げの配達人のような感じがしてしまい
なんか変だなと思いつつ「店長」意識は自己正当化してしまうものなのです。


これらは「店長」は「プロ商人」という定義にたどりつくための試練なのです。
「プロ商人」=「店長」という定義にたどりつくと
見えてくる世界がぐるっと転換します。
店や会社の立場から見て考えていたのが 
お客様の立場に立った視点で物事が考えられ見えてくるわけです。
マーケット全体が見えたり見ようとしたりしますし
商売の根本は「お客様をどうやって増やすのか」ということにある
という核心に気づきます。

タイヤマーケットの中で小さな存在であるお店
宣伝広告をするわけでもなく いかにしてお客様を増やすのか?
知り合いを増やしていく以外ないのです。
すると接客も対応でなく会話になっていきます
特別に親しくなくとも 
少しだけ親しい関係が
多数のお客さまを得る秘訣だと感じるのです。

今日も明日も明後日も 来月も来年も
売上げをいただくためには お客様を増やしていく事が一番大切なんです。
商人は商売を長く続ける為の勘所としてのこのポイントを掴んでいます。
タイヤを交換する必要が発生する人という需要層を
大まかなつかみでする接客と会話力

コーティングコーティングという高額商品も大切ですが
広大な裾野に広がる「車を洗う キレイにしたい」という洗車需要の大きさをベースにした
上位のキレイ実現手段のコーティングという捉え方
二人の店長は 今商売の裾野の大きさを
感じてきたのではないでしょうか。


店長は管理者であると共に 
「プロの商人」であろうとすべき立場です。
店長就任から1年と9ヶ月
二人とも試練にもまれてたくましくなりつつあります
試練こそ育ての母なのです。




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