虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

ビー玉ゴルフと編み物

2011-08-28 17:47:10 | 南ア-学校-

先日、日本の学校の子どもたちより、
南アの子どもたちの休み時間の過ごし方を聞かれてから、
私もあれこれと紹介しているのですが、
またいろいろ見つけてので、紹介します。

今回、紹介するのは、
「ビー玉ゴルフ」と「編み物」です。

まずはじめにビー玉ゴルフです。

これは男の子に圧倒的に多い遊びです。

ルールは簡単。

レンガを拾ってきて、穴(すきま)を作り、
ビー玉を順番にはじき、先に通過させたものが勝ちというもの。

ビー玉を使用している子どもが多いなか、
マルーラの実を使っている子も結構います。
(マルーラは、梅のような形をした実です。マルーラについてはこちら)

次に、「編み物」です。

こちらは、女の子に多いです。

編みものと言っても、ひもを使うわけではありません。

使うのは、お菓子の空き袋。

これをハサミで切って、交互に組み合わせるという単純なもの。

カチューシャのようにできたら完成のようです。

※過去の記事のリンクをはっておきます。

休み時間の過ごし方

南アのドッヂボール

鉛筆トントン

ケンケンパ

木馬(きうま)


家庭訪問してきました

2011-08-27 23:50:01 | 南ア-生活-

今日は、土曜日。

学校は休みなので、とある黒人家庭に招待されました。

この家庭は、お父さんがジョバーグにいる家庭で、
母1人、その娘2人、母の兄弟2人、親戚の子1人の計6人で、
1Kの家に住んでいます。

電気は一応きていますが、
水は、徒歩5分の水汲み場でくんだ水を使用しており、
台所には、冷凍庫、冷蔵庫とポットのみで、
普段の料理は、外の窯でしているとのことです。

ベットは、ダブルベットが一つだけあり、
それと薄いマットに6人が雑魚寝しているようです。

母親は無職で、生活は、父からの仕送りに依存しています。
(父はジョバーグにいますのリンクはこちら

このような生活ですが、
私の任地の生活水準としては、
下の中(9段階で下から2番目)と言ったところでしょうか。

そんな家にお呼ばれしたわけですが、
今回の訪問の目的は、
この家庭の子どもから勉強を教えてほしいと聞いたからです。

教えたのは、Gr.11の子とGr.7の子です。

Gr.11の子から物理の自由研究で、
地球温暖化への対策について一緒に考えました。

南アにいて、地球温暖化を考えることはあまりないようで、
子どもたちにとっては、イメージしずらい問題のようです。

Gr.7の子は、いつも訪問している学校の生徒のため、
普段から彼女の弱点としている単元を勉強しました。

せっかくの機会なので、あとの子どもたちにも折り紙を教えました。

こうやって家庭に招かれることは、
なかなかないので、今日は私も楽しんできました。


赤ちゃん言葉?!『ムルーグ』

2011-08-27 15:26:01 | 南ア-生活-

今日は、昨日の話。
私は、Schoemansdal地区の学校にいました。
ダムの隣にある学校です。

コンビで40分乗った後に、30分程度歩く必要があるため、
ほとんど来れていない学校です。

この学校では、何故か幼稚園教諭としての活動が多いです。
Gr.4~7までの授業時間以外の大概は、
Gr.R(幼稚園年長)とGr.0(幼稚園年中)の授業に参加しています。

実際、過去にもこんな記事がありました。
(リンクはこちら)

今日は、そんな学校でのGr.Rの話です。

私は学校に行くと、幼稚園児に必ず『ムルーグ』と呼ばれます。
もちろん私の現地名を知っている子たちは、そう呼びません。
(私の現地名についてはこちら)

さて、ここで問題。

【問題】『ムルーグ』とは、どういう意味でしょうか?

①赤ちゃん言葉で「こんにちは」の意味
②「白人」という意味の呼称
③アジア人に対する呼称
④「だっこして」という意味
⑤「お金くれ」という意味

ヒント:この学校に限らず、多くの幼稚園児が呼びます
ヒント:小学校1年生以上は、ほとんど使いません。

 

 

 

分かりましたでしょうか。

 

 

正解は、②「白人」という意味です。

私は、最近まで、①か③だと思っていました。

ちなみに「④だっこして」は、
スワジ語で「パガミーサ」と言います。

こちらもよく耳にするフレーズです。

彼らにとって私は、白人なんでしょうね。
幼稚園児は、素直に思ったことを表現するので、面白いですね。


元NBA選手が南アフリカへ

2011-08-26 19:38:01 | 南ア-その他-

南アフリカの人気スポーツと言えば、
ラグビーやクリケット、サッカー、ゴルフなどがありますが、
おそらくこれは元イギリスの植民地の影響を受けていると思われます。

一方、アメリカの4大スポーツと言われる、
野球、アメフト、アイスホッケー、バスケットボールは
いずれも南アでは、それほどメジャーではありません。

今日は、そのなかで、バスケットボールの話。

私は学生時代、バスケットボール部に所属したこともあり、
南アでもNBAの試合を観られないかと模索していたのですが、
どうも見られないようです。
まあ、仕方ないのですが。

そんなとき、ふとしたきっかけで、

9月1日から4日間、
『国境なきバスケットボール(BWB)アフリカ2011』が、
ヨハネスブログで行われることを知りました。

往年のスターだった、
パトリック・ユーイング氏、アロンゾ・モーニング氏、ディケンベ・ムトンボ氏の3名他が、
アフリカの18歳以下のトップレベルの選手をコート上で、トップレベルで指導する、
バスケットボールクリニックを行うようです。

特に、ディケンべ・ムトンボ氏は、
アフリカの旧ザイール(現コンゴ民主共和国)出身ということもあり、
今後のアフリカ出身のNBA選手開拓に力を入れていると聞いています。

日本の高校総体を観ていても、
セネガルからの留学生が活躍していることもあり、
アフリカ人のNBA選手が今後続々と出てくることも考えられるので、
今回のようなイベントが行われるのが、とても楽しみです。

詳しいことは、日本語サイトではなかなか見つけられないので、
英語リンクを張っておきます。(リンクはこちら)

せっかくの機会とはいえ、私は活動があるため、見にいけません。
ごめんなさい。


やはり学校統廃合へ‥

2011-08-25 14:08:25 | 南ア-学校-

私の配属先のマレラネ地域事務所。

管轄している公立小学校は、25校。
そのうち、約10校が複式学級をもついわゆるファームスクールです。

昨日、その10校の校長が呼ばれて、とても重要な会議が行われました。

議題は、学校統廃合について。

この件については、昨年も書いているので、参照願います(リンク)。

その学校統廃合ですが、サーキットマネージャーより、
今回、具体的な案が提示されました。

①ファームスクール10校(以下、F校)の生徒を、
来年度1月より全寮制の公立学校(以下、合同学校)にうつして、一斉授業を行う。

②合同学校は全寮制で、食事、宿舎などを無料で配備する。
また月一回程度、児童を自宅から合同学校への送迎を行う。

③合同学校は、マレラネの隣のKhulangwaneサーキットにあるため、
F校は統廃合後は、マレラネ地域事務所を離脱する。

④合同学校の教師は、原則、F校の教師が行うが、
供給過多になるため、その場合、他の空きのある学校で勤務することになる。
(空きがない場合についての保証は、現時点で未定)

数年前より議論されていたとはいえ、
いよいよ具体的な案が提示されてきました。

学校統廃合は、少子化大国の日本でも大きな問題となっています。

南アの場合、少子化と言うよりは、
過疎化、もしくは行政のスリム化と言った方が正しいように思います。

そして何よりマレラネ事務所を離脱することに驚きました。

これで、マレラネ地区は、
現行の10校から1校のみになります。
(その1校は、旧白人学校です。)

これらはサーキット側からの提示ですので、
まだ学校側、保護者側からの同意は得られていません。

今後、ひと悶着ありそうです。