虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

上京回数とドミトリー

2011-08-14 12:32:07 | ひとりごと

今日は、上京回数とドミトリーの話。

南アにいる協力隊員は、
なかなか首都に上がって行かない。

私も前回6月末の隊員総会にあわせて上京して以来、
次回上京の予定は、現時点で12月ということも考えると、
3ヶ月から半年に一度といったペースでしか上京しない。

理由は、いくつかある。

①単純に首都が遠い。

私の任地からカムシュシュワから首都プレトリアまで、車で約5時間半。
私たちは高速バス移動を使用するので、片道約8時間かかる。
つまり移動に丸一日を要する。

②学校隊員は3ヶ月ごとのターム休み以外に自由に動けない。

南アは、週休2日。
①で書いたことを考慮すると、南ア隊員は、ターム休み期間中以外に、
首都にあがることはできない。
(行き、帰りにあわせて2日かかるため。)

③ドミトリーがなく宿泊費がかさむ。

南アには、ドミトリーといわれる隊員共同宿舎がない。
多くの協力隊派遣国には、ドミトリーがあるが、派遣人数の少ない南アには、ない。
そのため、首都に自力で上京した際は、一泊数百ランド(数千円)程度の出費がかかる。
隊員的には、決して安くない額である。
ちなみに南アに首都(もしくは首都近郊)の隊員は、いない。

なぜ今回、突然こんなことを書いたのかというと、
頻繁に上京できないということは、隊員間の情報交換が困難であるということである。

幸運なことに、私の場合、徒歩圏内に、
現在4人の職業訓練校隊員(彼らは共同生活をしている)がいて、
いろいろな人生におけるアドバイスをいただいている。

多くが人生の先輩であり、彼らにはいつも助けてもらっている。
彼らの人となりは、私の人生における宝物といっていいと思っている。
(言い過ぎかな‥)

しかし、他地域の科学隊員の活動などは、ほとんど見られない。

南ア事務所からは、南ア隊員は少数精鋭といわれ、
原則一人でやっていける方のみ、集めていると説明を受けているが、
なかなか他の隊員の活動状況が見られないことは、正直もったいない。

こういった理由もあって、
今回、というか今年も、私の任地で隊員共同イベントを行うことになった。

普段なかなか会えない隊員たちが、それぞれの得意分野を披露、共有することによって、
今後の活動に活かしてほしいと願う。