私の配属先のマレラネ地域事務所。
管轄している公立小学校は、25校。
そのうち、約10校が複式学級をもついわゆるファームスクールです。
昨日、その10校の校長が呼ばれて、とても重要な会議が行われました。
議題は、学校統廃合について。
この件については、昨年も書いているので、参照願います(リンク)。
その学校統廃合ですが、サーキットマネージャーより、
今回、具体的な案が提示されました。
①ファームスクール10校(以下、F校)の生徒を、
来年度1月より全寮制の公立学校(以下、合同学校)にうつして、一斉授業を行う。
②合同学校は全寮制で、食事、宿舎などを無料で配備する。
また月一回程度、児童を自宅から合同学校への送迎を行う。
③合同学校は、マレラネの隣のKhulangwaneサーキットにあるため、
F校は統廃合後は、マレラネ地域事務所を離脱する。
④合同学校の教師は、原則、F校の教師が行うが、
供給過多になるため、その場合、他の空きのある学校で勤務することになる。
(空きがない場合についての保証は、現時点で未定)
数年前より議論されていたとはいえ、
いよいよ具体的な案が提示されてきました。
学校統廃合は、少子化大国の日本でも大きな問題となっています。
南アの場合、少子化と言うよりは、
過疎化、もしくは行政のスリム化と言った方が正しいように思います。
そして何よりマレラネ事務所を離脱することに驚きました。
これで、マレラネ地区は、
現行の10校から1校のみになります。
(その1校は、旧白人学校です。)
これらはサーキット側からの提示ですので、
まだ学校側、保護者側からの同意は得られていません。
今後、ひと悶着ありそうです。