虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

和算に挑戦-3校目-

2011-08-23 23:48:35 | 南ア-算数-

先週の盛大なイベントが明けて、また通常の活動に戻っています。

今月第一週のNationalScienceWeekにちなんで作成した、
算数プリント(リンク)ですが、あれから何校かに営業してまわった結果、
いくつかの学校で同様のことを行いたいとの返事をいただきました。

そこで、今日は、Kamhlushwa地区の小学校で行いました。

この学校は事務員さんとは比較的仲良しの学校ですが、
学校に来るのは、約4ヶ月ぶりでした。

子どもたちも私のことを若干忘れかけていたのが少し残念だったのですが、
実際、帰国までにあと何回、この子たちと会うことがあるのだろうと考えると、
少しさびしくなってきました。

南アにいるのがあと4ヶ月とはいえ、
実際、12月は1ヶ月間夏休みだし、11月はテストなので、
子どもたちに会えるのは、実質あと2ヶ月程度しかありません。

イベントが終わった直後だけに、そんな気がします。

さて、話を元にもどすことにして、

今日もGr.7を対象にペアワークで問題に挑戦しました。

相変わらず問題をよく読まない(もしくは理解できない)子が多数見受けられましたが、
それも今回の問題の意図の一つなので、根気よく考えさせました。

せっかくなので、今回の問題のうち、1問を紹介します。

『マブーザさんは、1人の奥さんと6人の子どもがいます。
子どもは、ターボ、バネーレ、プロミス、ジャブラニ、アヤンダ、プリンスです。
以下の文章から彼らの年齢を全てあててください。
①奥さんは、52歳です。(例として書いています)
②プロミスは、ジャブラニの2倍の年齢です。
③アヤンダは、ジャブラニより3歳若いです。
④バネーレは、ママ(奥さん)の半分の年齢です。
⑤マブーザさんは、奥さんより5歳年上です。
⑥プリンスは、生後10ヶ月です。
⑦ジャブラニが生まれた2000年に、ターボは24歳でした。
⑧今年は、2011年です。』

どうでしょうか?
日本語に訳してみると、比較的簡単ですが、
英語が苦手な子どもたちにとっては、
英語で書かれた問題から内容を読み取るのは、とても困難です。

実際、マブーザさんが5歳と答えたり、
ターボが24歳と答えたりする子がたくさんいました。

英語で書かれた問題の読み取りは、
彼らにとっては算数力以上に苦手な分野と言えそうです。