英王室のキャサリン妃、男児出産 王位継承順位は３位
ロンドン＝伊東和貴】英王室によると、ウィリアム王子（３１）の妻キャサリン妃（３１）が２２日午後４時２４分（日本時間２３日午前０時２４分）、ロンドン市内の病院で第１子となる男児を出産した。男児は８ポンド６オンス（約３８００グラム）で、母子ともに元気という。王子も出産に立ち会った。王位継承法の改正により、性別に関係なく、王位を継ぐ順位はチャールズ皇太子、その長男ウィリアム王子に次ぐ第３位となる。
１７０１年制定の王位継承法は男子優先を定めているが、英女王を国家元首とする英国とカナダなど英連邦１６カ国は１１年秋、男女に関係なく最初に生まれた子どもが王位につくように見直すことで合意した。
ウィリアム王子とキャサリン妃の子どもから適用されることが決まり、各国で法改正が進められている。継承順に王位が移るとすると、１０６６年に英国を征服したウィリアム１世以来、４３人目の英君主となる。
