Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

鳩墜落

2010年01月25日 04時47分05秒 | Weblog
 沖縄県名護市長選で、現行の移設案に反対し、県外移設を主張する稲嶺進氏が当選した。

 さて、どうする?鳩

名護市長選 それでも辺野古移設が最善だ(1月25日付・読売社説)

 背景としては、読売がいうように、
 首相が具体的な展望のないまま県外移設に言及し、「沖縄の民意」を重視する発言を繰り返した結果、沖縄の期待が過剰に高まり、問題解決が難しくなった。


という事情がある。

 それでも読売は、


政府・与党は、グアム移設や嘉手納飛行場への統合など、地元も米国も反対する非現実的な案を軸に検討している。こうした案と比べれば、今回の市長選結果を踏まえても、現行案の方が実現可能性が高い。・・・・現行案を修正したり、新たな条件を加えたりすることで、市側と合意できる選択肢はあるはずだ。政府はその可能性を粘り強く探るべきである。


という。

毎日は、

社説:名護市長選 辺野古反対の民意重いとして、今回の選挙の民意を重視する方向、

朝日も然りで、

 名護市長選―「県外」探しを加速せよ 社説 2010年1月25日(月)付
こうした民意を受け止めなければならない鳩山首相の責任は極めて重い。

 政府与党の作業チームは近く、各党が辺野古以外の代替案を持ち寄る。「県外」の九州の自衛隊基地や沖縄県の離島などの名前もあがっている。一括移設にこだわらず、基地の機能を分散する打開策も検討すべきだ。

 という。

産経は、読売同様、日米関係と現実的選択肢を重視して、
【主張】名護市長選 首相は決着に政治生命を
2010.1.25

 「県民の基地負担軽減」という歴代政権の約束を果たせず、米国の対日信頼も失われる。・・・・今からでも現行計画を推進する決断を下し、地元の説得と政権の意思統一に全力を注ぐべきだ。

とする。


 鳩山氏が音頭をとった経過からすれば、朝日の論説が筋は通っている。

 しかし、

 現実的な選択肢がかける。Trust me と言った以上、グァム移転の選択肢も現実には念頭にないだろう。

 朝日のいうように、基地の機能を分散する打開策といっても、米国という相手もあれば、分散される各地の日本の地域の事情もある以上、そう簡単ではない。朝日の指摘するような、「相当な力わざ」も、そもそも手札が鳩山氏にはない。

 しかも、移設が遅れれば、アミテージ氏が予想したように、移設を期待していた普天間住民の怒りが爆発するかもしれない。
 
 読売や産経は現実的な選択かもしれないが、しかし、鳩山政権のこれまでの立場と整合性を欠く。今回の場合、この選挙結果を考えると、今までのように食言・撤回ではゆるされまい。

 鳩山政権はにっちもさっちもいかなくなる。

 今回はお母さんも助けてくれないだろう。

 あやふやなまま、退陣すると後継の首相が困る。
 
 どうやっても、民主党にも被害が及ぶだろうが、読売の提案を受けて、方向性を定めてから、退陣して、後継にバトンタッチするのが、民主党の被害が最小限になるのではないか、と思う。
 
 夢想家も、現実の前には、去り際が重要である。

 民主党はしきりなおしをして、今後、党の主張が通るように、駒をしっかりと準備してから、政策提案をすることが重要である。迷惑を被るのは国民だ。








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