「この法律の施行の際」というのは1985年で、このとき彼は二重国籍になったが、国籍選択はしなかったようだから、2年の「期限が到来した時に」自動的に日本国籍の選択を宣言したものとみなされる。だから1987年から彼は、日本国籍だがアメリカ国籍を離脱していない違法状態だ。キッシンジャーを引き合いに出しているが、アメリカの国籍法は二重国籍を認めているので何の根拠にもならない。
日本政府にとって、木村氏は日本国籍しか持っていない。
しかし、離脱していない以上、アメリカ政府にとってアメリカ国籍は有効であろう。
、日本政府にとっては、彼は、日本の単一国籍だけ有するが、アメリカ政府にとって、アメリカ国籍と日本国籍を有している、という意味では彼は2重国籍なわけであろう。
これは昨年10月1日までの小野田紀美議員と同じ状態だが、彼女は日本国籍を宣言して今年の参院選に立候補した。しかし蓮舫氏は宣言しないで、二重国籍のまま立候補した(それが戸籍謄本を見せない理由だ)。
別に見せてもインパクトはないと思う。因みに、
小野田氏も
2011年に東京都北区議会選挙へ自民党公認で立候補して初当選[5]し
2重国籍状態で、立候補している。
彼女は「私は台湾籍」と公言する一方、今年1月まで公式ホームページに「台湾籍から帰化」と書いていたので、公選法違反(虚偽事項公表罪)の疑いがある。
「帰化」は一般人の理解において、日本国籍取得なので、あながち虚偽ともいえず、「当選を得る」目的でそうした記述をしたとも思えない。
北朝鮮の政権が崩壊すると、昨年27人しか難民を受け入れなかった日本が、国連からその1000倍ぐらいの難民を割り当てられる可能性もある。そのとき北朝鮮の国籍は日本では無効なので、全員が不法滞在になる。日本国籍を与えることはできないが、強制送還する先もないので大混乱になろう。
要するに国籍という制度では、人のグローバリゼーションは管理できないのだ
ここらへんはちょっと意味がわからない。
二重国籍を法的に認めた上で、それを正確に申告させて蓮舫氏のような虚偽申告は(催告なしで)処罰し、迅速な審査で日本国民として認める制度をつくる必要がある。
蓮舫云々のところは別にして、2重国籍は法的に認めて、公職に就くものについて申告、場合によっては公表義務を課す、というのは賛成である。