Japanese Government Doesn’t Call for Release of Liu Xiao
劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定に際して、オバマ氏は劉暁波氏の早期釈放について発言した、菅直人は人権についてノーベル委員会が評価された、という曖昧模糊とした表現をするにとどめた。
こうした、傾向は、日本のメディアにもあることについて、すみやかに釈放しなさい 他で述べた。
弱腰というより、 言うべきことを言えない。顔色を極度に気にしすぎる。
正義を語れない。
今そこで危険にある個人の自由・生命を尊重する意識が足りない。
フジタの社員のときも、メディアも温和しかった。国民の生命・自由、あるいは、個人の生命・自由について意識が希薄なのではないかとさえ思える。
正義を語れない。
外国=日本による中国人船員・船長の拘束に対して解放にむけた中国の方がよほど頼りになる。
北朝鮮に拘束されたアメリカ人の場合もアメリカは政治家が乗り出して救出に向かった。やはり、頼りになる。
日本の政府や多くのメディアまで長いものにまかれろ、で個人の救出は二の次だ。頼りにならない。
国民は政府やメディアを頼れない。自己責任でやっていくしかない。
【尖閣衝突事件】参院でビデオ提出要求も 自民・脇国対委員長
2010.10.12 17:15
衆議院議員で息巻いていた連中ももう息切れか。
正義を語れない。
半ば予想はしていたが、やはり、がっくりだ。
2010年10月10日 14:06
ロールズの『正義論』池田信夫ブログ
経済評論はおもしろく読んでいるがーーーもっとも、評価する能力がそもそもこちらにないのだがーーー池田氏の過去の哲学談義記事を読んでいて、ん?と正直思うこともおおかったが、今回のこの評論は正鵠を得ている、と思った。
ロールズに対しては批判が多いが哲学において批判が多いことは名誉なことでそれだけ重要作品である、ということである。現在批判されていても、将来また、違った角度から取り上げられることは十分あり得る。
サンデルのJusticeが流行っているようであるが、あの作品はすばらしい入門書だろうと思う。むかーしーーー大学2年のときだったかーーーロールズのA Theory of Justiceを授業で取り上げられてそのときは、太刀打ちできなかった記憶がある。マッケンタイアのAfter Virtueにしても易しい本ではない。サンデルのは著者の唱道する共同体主義云々よりも議論が明快に語られているところがいい。哲学では意見が収束しない方が常態である。どの説をとるかは、あまり重要ではない。議論をしっかり組み立て主張・反論・再反論ができるか、どうかがより重要である。どの説をとっても、論述の組み立てがしっかりして深みのあるものは評価は高い。正義を語る以前の話であるが、正義を語る前提であろう。
日本よ、正義を語れるか?
哲学は別にしても、外交戦術的に政府もメディアも外国の富と力には滅法弱くてそのためには正義に関する最低限の主張まで、ひっこめてしまうことがある。生き残る知恵なのかもしれない。独得のしたたかさなのかもしらない。が、何がしたいのかわからない。何を主張しているのかもわからない。確かに、外から見れば薄気味悪いかもしれない。
日本はかつて、Racial Equality Proposal, 1919 人種差別撤廃案を提案し否決された。ケチをつける在日欧米人も一部いるが、しかし、否決されてもこの提案が画期的なものであったにはかわりはない。多くの日本人はいまでも誇りに思っている。
正義の観点からも戦略の観点からも、国際的な共感が得られる正義・大義を掲げて諸国を巻きこんでいっちょ日本発の物語を聞かせてもらいたいものだが、・・・・無理かな?
劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定に際して、オバマ氏は劉暁波氏の早期釈放について発言した、菅直人は人権についてノーベル委員会が評価された、という曖昧模糊とした表現をするにとどめた。
こうした、傾向は、日本のメディアにもあることについて、すみやかに釈放しなさい 他で述べた。
弱腰というより、 言うべきことを言えない。顔色を極度に気にしすぎる。
正義を語れない。
今そこで危険にある個人の自由・生命を尊重する意識が足りない。
フジタの社員のときも、メディアも温和しかった。国民の生命・自由、あるいは、個人の生命・自由について意識が希薄なのではないかとさえ思える。
正義を語れない。
外国=日本による中国人船員・船長の拘束に対して解放にむけた中国の方がよほど頼りになる。
北朝鮮に拘束されたアメリカ人の場合もアメリカは政治家が乗り出して救出に向かった。やはり、頼りになる。
日本の政府や多くのメディアまで長いものにまかれろ、で個人の救出は二の次だ。頼りにならない。
国民は政府やメディアを頼れない。自己責任でやっていくしかない。
【尖閣衝突事件】参院でビデオ提出要求も 自民・脇国対委員長
2010.10.12 17:15
自民党の脇雅史参院国対委員長は12日の記者会見で、中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオについて、自民党が委員長の参院国土交通委員会で政府に提出を要求することもあり得るとの考えを示した。「海上保安庁の所管である国交委で決議し提出してもらうこともあり得る。衆院でうやむやにするなら参院でそれなりに対応する」と述べた。
ただ国土交通委員会は、ビデオ公開に慎重な公明党を入れれば野党で過半数。実現するかは見通せない。
衆議院議員で息巻いていた連中ももう息切れか。
正義を語れない。
半ば予想はしていたが、やはり、がっくりだ。
2010年10月10日 14:06
ロールズの『正義論』池田信夫ブログ
経済評論はおもしろく読んでいるがーーーもっとも、評価する能力がそもそもこちらにないのだがーーー池田氏の過去の哲学談義記事を読んでいて、ん?と正直思うこともおおかったが、今回のこの評論は正鵠を得ている、と思った。
ロールズに対しては批判が多いが哲学において批判が多いことは名誉なことでそれだけ重要作品である、ということである。現在批判されていても、将来また、違った角度から取り上げられることは十分あり得る。
サンデルのJusticeが流行っているようであるが、あの作品はすばらしい入門書だろうと思う。むかーしーーー大学2年のときだったかーーーロールズのA Theory of Justiceを授業で取り上げられてそのときは、太刀打ちできなかった記憶がある。マッケンタイアのAfter Virtueにしても易しい本ではない。サンデルのは著者の唱道する共同体主義云々よりも議論が明快に語られているところがいい。哲学では意見が収束しない方が常態である。どの説をとるかは、あまり重要ではない。議論をしっかり組み立て主張・反論・再反論ができるか、どうかがより重要である。どの説をとっても、論述の組み立てがしっかりして深みのあるものは評価は高い。正義を語る以前の話であるが、正義を語る前提であろう。
日本よ、正義を語れるか?
哲学は別にしても、外交戦術的に政府もメディアも外国の富と力には滅法弱くてそのためには正義に関する最低限の主張まで、ひっこめてしまうことがある。生き残る知恵なのかもしれない。独得のしたたかさなのかもしらない。が、何がしたいのかわからない。何を主張しているのかもわからない。確かに、外から見れば薄気味悪いかもしれない。
日本はかつて、Racial Equality Proposal, 1919 人種差別撤廃案を提案し否決された。ケチをつける在日欧米人も一部いるが、しかし、否決されてもこの提案が画期的なものであったにはかわりはない。多くの日本人はいまでも誇りに思っている。
正義の観点からも戦略の観点からも、国際的な共感が得られる正義・大義を掲げて諸国を巻きこんでいっちょ日本発の物語を聞かせてもらいたいものだが、・・・・無理かな?