性同一性障害などの子ども 606人
6月13日 18時20分
小中高校の性同一性障害、全国600人超が相談 学校側も6割配慮
2014.6.13 22:54
もっともっとマスコミが取り上げる頻度をあげて、気楽にカミングアウトして、気楽に相談できる雰囲気をつくっていくべき。
6月13日 18時20分
小中高校の性同一性障害、全国600人超が相談 学校側も6割配慮
2014.6.13 22:54
全国の小・中・高校で、心と体の性が一致しない「性同一性障害」を抱え、学校に相談している児童生徒が600人以上いることが13日、文部科学省の調査で分かった。うち約6割には学校側が服装などで特別な配慮をしているが、不登校や自傷行為など深刻なケースもみられ、文科省では相談体制の充実に向けた資料を今年度中に作成し、各校に配布する方針。
文科省が性同一性障害の調査を行うのは今回が初めて。国公私立の小・中・高校などに対し、昨年4~12月の間で学校が把握している相談事例と対応状況を調べた。本人が望まない場合は回答を求めず、相談していないケースもあることから、文科省では「ほかにも多数いるとみられる」としている。
調査によると、本人や保護者が性別への違和感などを学校に相談していた児童生徒数は606人。戸籍上の性別が男性は237人、女性は366人、無回答は3人だった。
年齢別にみると、小学1~2年が26人、3~4年27人、5~6年40人、中学110人、高校403人で、高学年ほど増加傾向にあることが分かった。
一方、学校が特別な配慮をしているのは62%にあたる377人。具体的には、自認する性別の制服を認めるなど服装への配慮が43%、トイレへの配慮が41%、着替えに保健室の使用を認めるなど更衣室への配慮が35%(いずれも複数回答)-など。
一方、学校が特別な配慮をしているのは62%にあたる377人。具体的には、自認する性別の制服を認めるなど服装への配慮が43%、トイレへの配慮が41%、着替えに保健室の使用を認めるなど更衣室への配慮が35%(いずれも複数回答)-など。
このほか児童生徒の状況を聞いたところ、「周囲も受け入れ、問題なく生活している」との回答がある一方、「不登校状態となり、保健室に通うことが多い」「気持ちの浮き沈みがあり、自傷行為をしている」という記述もあり、深刻な実態も浮かび上がった。
もっともっとマスコミが取り上げる頻度をあげて、気楽にカミングアウトして、気楽に相談できる雰囲気をつくっていくべき。