東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

川越街道補完編(七)大谷口・氷川神社

2015-11-08 18:46:50 | 板橋区
西光寺を出て大谷道へ出てきて、先の庚申塔のある道を入って行くと、尾根筋になっている。大谷道は坂を下っていく形になっている。その右手の尾根の中に入っていくと、氷川神社がある。今は大谷口周辺も完全に住宅街になっているのだが、そのせいもあってか、裏に神社がある事に気付かないほどだった。


由来などはよく分からないようだが、大谷口村の鎮守であったという。境内にある狛犬の台座には、天保十一年と刻まれている。
参道の前から見ると、大谷道へ向けて下っているのが分かる。


面白いのは、境内が中々広くて、一歩足を踏み入れると、大谷口村の時代の雰囲気を感じ取れること。西光寺も趣のある寺でいいところだと思ったが、この神社もこの土地の過去の雰囲気を遺している様だ。



奥に長い敷地の境内で、参道が延びている。


石の鳥居に掛けられた変額。


境内には神楽殿もある。


手水舎。神社の右手、大谷道と反対側の道も下っていく。神社のあるところが尾根の稜線上。そして神社の裏で尾根が途切れる地形になっている。


歴史が長いだけあってなのか、境内社がいくつも祀られている。


御嶽神社、稲荷神社、榛名神社、おろち社と札が立てられている。


稲荷社が中心になっている様だ。


社殿は銅葺きの木造。城北地区らしい、シンプルな造作。


氷川宮の扁額が掛けられている。


鈴にも歳月を感じる。


天保時代の狛犬。願主には、金二両 大伝馬藍町 大和屋喜兵エ内 きく、金壱領 神田明神下 西宮勘七、金二歩 湯島天神下同朋町 大野屋喜右エ門と彫られている。


社殿から境内を振り返って見たところ。


社殿。渋い風合い。


社殿前から門扉を開くと階段を下りて、神社右手の道に出られるようになっている。


板橋の農村の面影。

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2 コメント

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Unknown (大野靖二)
2020-02-25 19:29:19
国民小学校野時代思い出しました神楽殿氷川神社の祭り盆踊りなとタブレツトで検索しましたいつかお参りします(大谷口生まれ育ちました)82歳ありがとうございますお疲れ様です
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ありがとうございますとうございます (kenmatsu_fs)
2020-02-26 16:59:39
ご覧いただき、ありがとうございます。
私は大谷口の住人ではないのですが、小さい頃から知っているところで、好きな町です。
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