私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

モラル・ハラスメント

2006-04-20 04:26:14 | 旦那への気持ち
ずっと抜け出せない抑うつ感の原因の一つは、もしかしたらこれも原因かもしれないと思った。
まっち~さんの「モラルハラスメント・ブログ
先月末から、モラハラ夫から逃げ出して、別居した後のエピソードが綴られている。

それを見ていると、なんというか旦那の行動に、酷似しているのだ。
もちろんこんなにも酷くない。
これを読んでると、私は我慢が足りなかったのか?という感情さえ沸き起こってくる。
私は、旦那の態度に対して反発もしていた。

でも、自信のない私は、旦那の考え方間違ってるんじゃないかと疑いながらも、あまりにも堂々とした態度に、間違ってるのは私なのか?と混乱していた。

両親に相談したところで、
「あんたが我が儘だから上手く行かないのよ。」
妹に相談したところで
「いいお兄ちゃんだと思っているのに・・・・」
と、取り合ってもらえることはなかった。

旦那が話しても通じない相手だとは、誰も思っていなかった。
何をしても憎まれない、笑って許されてしまうキャラを持っていた旦那は、誰もを取り込んでいた。

家庭で、暴言を吐き、罵倒し、物を壊し、暴力を振るうような人間には見えなかった。
どちらかというと気配りが出来て、ニコニコと朗らかな人間に見えた。

事実、私から見てもそうだった。
初めて直接話を交わした時、余りの落ち着きのない行動に、違和感を感じたが、ざっくばらんで、人懐っこい性格に心を許してしまった。

だから、傍から見れば
「いい旦那さん」で
「いいお兄ちゃん」だったのだ。

親姉妹からも、理解してもらえず、旦那の奇行な一面を他で話すことが出来なかった。
同じように、私が悪いと言われたら・・・・・
そして、そんな目に合っている自分が恥ずかしかった。

長男が、お腹に宿っている5年前、私は離婚を決意した。
でも、両親も妹も猛反対だった。
私は、両親に逆らえなかった。
「そんなに嫌なのに、どうして子どもを作るの?」と母から言われ、もううな垂れるしかなかった。

二度流産して、どうしても生みたかったなんてわかってもらえるはずもない。
半ば無理やりだったセックスも、子どもが欲しいがために受け入れてしまった事実。

だから、初めてDVの相談窓口に電話を掛けた時、電話の向こうの女性に、初めて私の気持ちを認めてもらって
「逃げなさい。」って言われた時には、
「でも、私も悪いところがあるんです。」と咄嗟に旦那をかばっていた。

電話の女性は、
「皆、あなたみたいに言うのよ。
 あなたは、いつも『お前が悪いんだ』って言い続けられて、感情が麻痺してしまってるの。
 エスカレートしないうちに、家を出ることを考えなさい。」
そう仰った。

それでも、今まで否定され続けてきた私の心は、私が正しいのだという核心を持てないまま、過ごしてしまった。

でも、その日電話を掛けたことは、私に勇気をもたらせた。
旦那に暴力を振るわれた後、窓の外に助けを求め、旦那がひるんだ隙に、110番した。

結局、取り消してしまったが、そのことから両親が少しずつ理解してくれるようになった。
この時、110番しなかったら、エスカレートした暴力から抜け出せずにいたかもしれない。

別居後の旦那は、まっち~さんの元旦那さんのように、今までにない優しい一面を見せ続けてきたり、凶暴性が表したりしてきた。

私が、カウンセリングを受けてなかったら、優しい言葉に変わってくれたのだと惑わされて信じていたかもしれない。
カウンセリングの中で、DVについて学んだことはそういう意味でも役に立った。
カウンセリング77-2

その後、子ども達を面会させた後、カウンセリングで、別居後の相手の取る行動は一般的に、
1 罵倒したり、相手を脅すこと
2 子どもを利用すること
3 経済的制裁を加えること
だと言われた。
子どもを利用する形になっているので、はっきりとするまで辞めたほうがいいとのことだった。

旦那にカウンセリングを受けるように提案し続けているけど、まっちーさんの記事を見ていると、そんなことをしても変わらないのかもしれないという思いが湧きあがってくる。

それと同時に、まっち~さんの出来事を自分と重ね合わせてしまうと辛くなってしまう。
でも、読まずにはいられない。

心の中で、変わっていくかもしれない旦那をまだ捨て切れていない。
やり直せない、そう頭ではわかっていても、心は思っていないのかもしれない。

旦那が、カウンセリング先の電話番号と住所を聞いてきてから、2週間近くになる。
電話したともなんとも言って来ない。
でも、待っている私がいる。

まっち~さんの記事を見て、相手がどんな酷い男なのかを、自分が受けてきたことがどんなことだったかを、客観的に見ない限りは、私は自分の痛みになかなか気付けない。

私は、ずっと痛みに対して鈍感だった。
傷つくという感情がよくわからなかった。
代わりに生まれてくる感情は、怒りだった。

旦那が女遊びをした時も、悲しいという感情は湧き上がってこなかった。
ただ、そういうことをする旦那が憎かった。
子どもと遊んでやることはせず、自分だけが楽しんでいることに腹が立った。

傷つくという感情が、今頃になって育ってきたのか、敏感になったのか、まっちーさんの記事を見ていると、とても痛い。
自分のことのように苦しくなる。

この感情は、もしかしたら子どもの時から育っていなかったかもしれない。
自分の痛みがわからなかったから、人の痛みもわからなかった。
無用な言葉で、多くの人を傷つけてきたかもしれない。
そう思うと、やっぱり苦しくなる。

今は、この感情が生まれてきたことを喜ぼう。
そして、この傷つくという感情を大切にしよう。
自分で自分を責めることは辞めておこう。
今まで充分すぎるほど、旦那に責められてきたのだし、自分を責めてきたのだから。



この記事を読まれた方、是非まっち~さんの記事も読んでいただければと思います。
見かけではわからない酷い人がいるのだと知ってください。
そして、そんな人から傷つけられている方がおられたら
「あなたは悪くない。」と言ってあげてください。

私は、両親や妹に認めてもらえず、ますます自分を責める結果となりました。
誰かが、悪くないと言ってあげることで、関係が変わることもあります。
「夫婦間でよくあることよ。どこも同じよ」と言うような二次的な被害を与えることは辞めてあげてください。



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人との出逢いが私を育てているのかなぁと思っています。
そのチャンスをいただければ嬉しいです。
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