不思議なこと

これまでよく追いかけられる夢を見た。
家に入ろうとしても玄関が上手く閉まらない。
鍵が壊れていたり、ドアのサイズが合わなかったり・・・・
走っても上手く走れない。
そして誰も助けてくれない。
追い詰められるところで、目が覚める。

でも先日初めて、玄関のドアが閉まって、鍵もきちんと掛かって、追いかけてくる人を遮断できた。
おまけに、伯父が出てきて守ってくれた。
初めての経験だった。


それともう一つ。
高いところが駄目で、ちょっと長いエスカレーターでさえ恐怖感でいっぱいになっていた。
先日、東京で平気であれっと思った。
その後、今まで怖くてたまらなかった地元のエスカレーターに乗った。
平気ではないけれど、大丈夫だった。

今日、子どもと一緒にジャングルジムに登った。
以前は、３段目がやっとだったのに、上まで登ることが出来た。
滑り台にも上がられた。


心が変化していくことは、夢や自分の操作できないことまで変化していくのだろうか？
追いかけられても助けてもらえない、助からない夢が、助かる夢に変化して、異常なまでに怖かった高いところが少し大丈夫になり・・・・・

何がそこまで私を不安にさせていたのだろう。
夢を見るのが嫌だった。
自分を象徴させる夢ばかりだった。
別居してからは、夢を見ないように、睡眠時間も短くした。
夢を見ると、朝起きると疲れていた。
でも、これからは少し楽しみかもしれない。

もぉ、嫌！

３０日、長女と次女が実家へ行った。
本当は、今日から私と長男が行くはずだった。
でも、長男は行かないと言い続けている。
私も、そっちのほうが都合が良かった。
母と話せば、何かと感情があふれてくる。
必要以上に逢いたくないのが本音だった。

だから、長男が行きたがっていないことを伝えた。
それでも、何度も行くように促してみた。
でも、公園で遊びたいからとか、保育園をお休みしたくないとか色々と理由を言っていた。

夕方公園から、長男の遊ぶ姿を写メールし、行く気がないみたいだと伝えた。
その後、メールが返ってきた。
長男の言葉のとおりメールを返した。
そのメールの言葉のニュアンスを悪いように取ったらしい。
しかも文章の意味も取り違えていたようだった。

「どういうつもり？」と涙ながらに電話を掛けてきた。
「相手を傷つけるようなメールをして平気なの？相手の気持ちを考えないの？」
と怒りをぶつけてくる。
私は、長男が言った言葉だったこととメールに送った文章をそのまま伝えた。

「そういう言葉を言われたほうも傷付くよ。
メールはね、そんな風に伝わらないことがあるの。
だから悪意に取ってはいけないのよ。」私は言った。
母は「そうだったの。」と落ち着いて笑いながら話していた。

もし、私が反対の立場なら、相手のメールに傷付いても、そんな風に相手を責めたりはしない。
まずは、どんなつもりで送ったのか考える。
いつも相手とどんな風に話しているかを考える。
そして相手を怒らせるようなメールを送っていないか考える。
そして飲み込む。

でも、母はいつもそうだ。
自分だけ傷付いている被害者になり、相手は加害者としてしまう。
今までの私ならきっと、母のそんな言葉に、ごめんといってしまうだろう。
例え、自分は悪いと思っていなくても、相手を怒らせてしまったのだから自分が悪いのだと思ってやっぱり飲み込んでしまうだろう。

母は誤解が解けて笑っていても、私は笑えない。
「相手を傷つけるようなメールをして平気なの？相手の気持ちを考えないの？」
母の言葉は、そのまま胸に突き刺さったままだ。
母は、私がそんな風にメールを送ると思ってるんだ。
「そんな風に言われて、私がどんな気持ちか考えたことある？」って母の言葉を、そのままつき返してしまいたくなる。
でも、そうしてもどうしようもないからやっぱり飲み込む。

せっかく長男と楽しく過ごしていたのに、気分が台無し。
ようやく気持ちが落ち着いてきたのに、こうやって谷底に落とされてしまう。
結局、旦那との関係も同じだ。
登っても、登っても落とされてしまう。

私が弱いのかな？
そんな風に考えちゃうから、いけないのかな？
私が母を傷つけたからいけないんだ。配慮が足りなかったんだ。
そうやって、自分を責めてしまう。
もぉ、嫌！