男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

お寺の種類

2012年06月27日 | 家系鑑定とアドバイスなど
お寺と一言で言っても、お寺は三種類に分かれます。

観光寺、檀家寺、信者寺の三つです。

観光寺とは文字通り観光のための寺で檀家を持ちません。

信仰心とは無関係で観光のために訪れます。

京都の清水寺などが有名です。

庭園なども整えられ境内も美しさを保っています。

檀家寺とは檀家の人々によって代々支えられているお寺で、法事や葬儀が主な仕事です。

先祖供養のためのお寺です。

葬儀を出発点として四十九日、一周忌、三回忌、七回忌・・・と続いていきますが、信仰心が定着していかないと、檀家離れする家も少なくないようです。

「死んだら終わり」「あの世など無い」という考えが多くなったのでしょうか。

不景気が続き、お金がかかる供養事が敬遠されると予想して、お寺のほうから法事を簡略化しているところも少なくないようです。

あきれるほど実にあっさりしています。

しかし、お寺から見れば、法事は檀家の後継者を教育する数少ないチャンスでもあるのです。

信者寺とは、誰でも境内に出入りできるお寺です。

何度も足を運んでもらうために様々な行事がなされていて、厄除け祈願などがその代表的な行事です。

最近では、お参りに人気が有り、「お参りガール」などといって、若い女性がパワースポット的な感覚で訪れるケースが多くなっています。

檀家寺の檀家離れがすすむ一方、観光寺と信者寺の人気が高まっています。

檀家をしっかりつなぎ止めておくためにも、檀家寺にはもっともっと様々な工夫や、供養心を伝えるための情熱が必要なのでしょう。

日本家系調査会
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