男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

体験談:家系図

2006年04月23日 | 家系譜紹介とお客様体験談
ネットに投稿されたある体験談です。
[茨城県 男性 71歳]
 私たち夫婦は共に70歳を越えているし、また90歳の両親を送ってから、7年になる。私が家系図の作成を思い立ったのは、両親を亡くしてからである。
 私は長男だが、両親が80歳を越えるころまで仕事の関係で、ずっと別居していたので田舎の実家での様々な付き合いは、ほとんど両親任せであったから、両親を亡くしてから、何かにつけて困ることが多くなった。
 例えば、年回忌の法事をやるときに誰と誰を呼ぶべきか、席順はどうなのか、どの程度の付き合いの人なのか…といったことがよく分からない。大体は近くの親戚の人がやってくれるのだが、昔のことを知っている年寄りも年々いなくなってしまう。
 そこで、大きな和紙に自分で分かる範囲の家系図を書いておいて、お盆やお彼岸や法事など、親戚にあえる機会に必ず持参して、書き足すようにしている。
 これは大変便利で、親戚同士お互い知らないことも多く、特に親を亡くしている若い世代の人達からは、是非コピーを欲しいといわれている。この表は、書き始めてから4、5年たつが今では、余白がほとんどないくらいで、ほぼ完成している。
 元々私は日記をつけたり、色々と記録をすることが好きなので、なにか将来に残すものを作りたいと思っていたのが、この家系図一巻を手始めに、両親の葬儀、一周忌、七回忌などの記録を巻物の形で残しておこうと思っている。
 こういった祖先の書き残した古文書を見る度に、祖先が身近に感じられ、仏壇での礼拝にも身が入るような気がする。



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