男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

実るほど頭を垂れる稲穂かな

2018年04月15日 | 家系鑑定とアドバイスなど
「傲慢、驕慢」の落とし穴・・・。他人を見下し横柄な態度をとるような人ってどこにでも居るものです。昨晩、㈱根茂レース代表取締役、西方勝一郎さんの講話(倫理経営講演会・みどり市倫理法人会))を拝聴。経営者が陥りやすい「5つの心の病気」の話しをしてくださいましたが、まさにこの「傲慢、驕慢」です。

そこで傲慢な人の思いつく特徴をあげてみました。

一つ目は、「自分の考えが正しい」と思っている人。自分こそが正しいと思い込み、それを押し付ける人がいます。他人に教える立場の人、教育者や先生と言われている人、宗教家や倫理等をやっている人にもたまに見かけます。自分の部下なら黙って我慢しますが、自分の子供はそうはいきません。子供が反発したり、家出したり、次世代相続が上手くいかなくなったりします。いくら正しいことを言い、行ったとしても、傲慢、驕慢な人は結末が悲惨です。

二つ目は、他人を見下す。なんでも自分でやれる人、きっちりやる人が陥りやすいです。そういう人は、「なんだ、そんなこともできないの?」と他人を見下します。相手の心に致命的な傷を負わせても、自分は悪気が無く言っているので、まったく気付きません。他人の欠点を直ぐ見つけます。自分はすごい人だと実際以上に過大評価しています。そのため、相手に自分より勝っている内容があったとしても、それに気付かず、他人から良いものを吸収することが有りません。

三つ目はプライドが高すぎる。そういう人はプライドが崩されることを一番嫌い、しがみ付きます。位置や立場に異常なこだわりを見せます。位置に相応しい扱いをされなかったときに、ブチ切れという醜態を見せます。位置、立場と人格のアンバランスが滑稽です。仕事等の失敗をしても、原因が自分に有ることに気付きにくく、他人や環境のせいにしてしまうので、失敗から学ぶことが少なくなります。

四つ目に、「ありがとう」がない。良い結果が出ても、自分の努力の当然の結果と思っているので、「おかげさま」という言葉がありません。自分にとって得をする場や人とだけお付き合いをします。目的を達成すると、冷たく切り捨てます。ですから、孤独で本当の友達はいません。

五つ目に、そういう人は「自分大好き人間」なのです。不都合な事が起きても、反省したり自分を変えようと思いません。相手が嫌がっているのにゴリ押ししたりします。相手が我の強さに押し切られ、なくなく承諾すると、「うまくいった!」とますます傲慢さに拍車がかかり、「俺はこういう方法で成功した」等と自分を褒めたりしますが、周りの犠牲に気付かないので、変わることが有りません。鉄のような心を持つセールスマンやマルチ商法などをしている人に、たまに見かけます。

事業主は迷いが有ってはいけないし、自信が無くてはやっていけません。しかし、自信と傲慢は違います。・・・というように、誰でも陥りやすいのです。謙虚に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」でいきたいものですね。「そこで、あなたがたのうちでいちばん偉い者は、仕える人でなければならない。 だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう。 」聖書から
日本家系調査会
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