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■■【心de経営】 実践編 13 渋沢栄一の論語講 其の以てする所を視 為政第2ー10 26

2019-01-09 18:02:28 | 【心 de 経営】 論語に学ぶ経営

■■【心de経営】 論語に学ぶ経営13 其の以てする所を視 為政第210 26


 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じた内容をお届けします。

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
 平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
 一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。

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 混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(治国平天下:国を治め天下を平和に保つ事)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、論語は個人的規範が主体になっています。

 そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」と同意として行き抜いて人間の持っていた、自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。

 その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■ 渋沢栄一の論語講義 :   為政第210 26

 

   其の以てする所を視、其の由る所を観、

   其の安んずる所を察すれば、

   人焉んぞ痩さんや人焉んぞ痩さんや

 

■【読み】

子曰く、人間はその行っていることを注視深く見、その由来するところを深く観察し、その安心しているところを深く観察し察知すれば、その性質は、隠そうとしても隠しおおせるものではない。心の底まで見けるものだ。

 

            参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社

【コメント】

 孔子は、「一にその人の行為をよく注意して視る。二にその行為の拠って来る原因・動機を観る。三にその人がどんな所に安らぎを求めているかを察する。この様にすれば、その人の正体はすっかり分かってしまうものだ。どうして隠せようか」と論語の中で言っています。
 
 その人がどの様な行動をとるのか、何のためにそれをするのか、その人の日頃の行いを注視し、どこに安らぎを求めているかを観察しますと、その人がどれほど本性を隠そうとしましても、どこかに本性が出てきてしまい、隠しおおせるものではないと孔子は言っています。
 
 平素から私達は自分の良心に問いながら、見る人が見れば隠しおおせられないということを、はっきりと自覚しなければいけないと思います。
 
 リンカーンが言った言葉に「一時的には、特定の人を騙すことができるかもしれない。しかし、常に全ての人を騙しきることはできない」という言葉があります。これはまさに真実のほどは隠す事はできないという事で、その人の本質に至ってはすぐに分かってしまうという事なのです。
 
 私達も自分の良心に恥ずる事のない様な行いを日々心がけてゆきたいものです。孔子は「見る→視る→観る→察する」と表現しています。これは次第に表面的なものから内面的なところへと深く入ってゆき、察するに至れば心の拠り所になって参ります。
 
 つまり心の拠り所として、理想の自分でありたいゆえに、物事に一喜一憂せずに、自分のモチベーションを高めてゆく事を意識することが大切だと思います。
 
 

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◆【カシャリ!一人旅】 東京の文化の集積地 上野恩賜公園01 カエルの噴水と西郷さん

2019-01-09 10:57:19 | 【カシャリ!ひとり旅】 26東京都
【カシャリ!一人旅】 東京の文化の集積地 上野恩賜公園01 カエルの噴水と西郷さん
 私どもでは、経営やコンサルティングに関する情報以外に、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。
 それらの中から、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。
 
 
 
 経営コンサルタントなどのプロが講演したり、経営者・管理職が社員の前でお話をしたりするときに、話題に困ったときに、ご利用いただけるように、経営やコンサルティング以外の話材も提供しています。
 
 私達の仲間が撮りました写真などもその一つです。けっして、傑作とはいえませんが、話材にはなると思います。

 

【カシャリ! ひとり旅】 
 
 

 東京都

台東区

東京 上野恩賜公園 01

 


 上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)は、略して上野公園と呼ぶことがあります。
 この公園は、明治6年の太政官布達によって、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に日本で初めて公園に指定されました。

 ここは江戸時代、東叡山寛永寺の境内地でした。当初は寛永寺社殿と霊廟、東照宮それに境内のサクラを中心にした公園でした。
今日では、博物館や動物園、美術館などが建てられ、文化の香り高い公園へと衣替しました。

             <東京都公園協会サイトより>

 

 

 

 

 
 
 


 
 
 
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