窯元日記復活

奈良国立博物館所蔵「毘沙門天立像」

奈良国立博物館所蔵「毘沙門天立像」
1軀
木造(檜材) 寄木造、岩座:木造 彩色(白地に丹)
像高54.8 髪際高47.5
彫刻
鎌倉時代 13世紀 
https://www.narahaku.go.jp/collection/1518-0.html
館のHPから「肉身の色を四天王像中の多聞天(たもんてん)のように青色としないことから、独尊の毘沙門天として造立されたとみられる。厳しい表情ながら、目頭を角張らせたいわゆる瞋目(しんもく)としない。端正で誇張のない写実的な面貌をもち、均整のとれた姿勢の像であるが、これと対照的に二体の踏みつけられる邪鬼には滑稽味(こっけいみ) があり、作者の技量の幅の広さがうかがえる。静岡・願成就院(がんじょうじゅいん)毘沙門天像に始まる運慶様(うんけいよう)の作と位置づけられ、鎌倉時代十三世紀前半の慶派(けいは)周辺の仏師による制作とみられる。表面の彩色(さいしき)や截金(きりかね)文様は当初のものである。

(岩井共二)
なら仏像館名品図録. 奈良国立博物館, 2022, p.132, no.175. 」






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