訳わからん このシャバは

今こそ日本人に問う。本当に日本を解体しようとする民主党でいいのか。 

民主党新人議員 破産手続き後、立候補し当選

2009年09月12日 21時48分35秒 | Weblog
破産手続きを進めていることに関し記者会見する、衆院選で初当選した民主党の渡辺義彦氏=12日午後、大阪市天王寺区(産経新聞より)
「党本部や有権者に説明した方がよかった。お騒がせして申し訳ない」

【筆者記】
読売新聞によれば
『衆院選比例近畿ブロックで初当選した民主党の渡辺義彦氏(53)が、大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続きが進められていることが12日わかった。
負債の原因は、親族などの保証債務といい、渡辺氏は「お騒がせして申し訳ない」と話している。渡辺氏によると、今年3月に大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
大阪府選挙管理委員会によると、破産を理由に当選の取り消しはなく、被選挙権や政治活動の制限などもないという。』(2009年9月12日11時54分 読売新聞)

これは多分、国会議員として、マスコミの身体検査を受けたのしょう。
この身体検査も、どこかに話題がないかと、かぎ回っているマスコミの身体検査だと思うが、民主党はまったく気づかなかったのだろうか、3月の話だ、いやそんなことはあるまい。
であれば、民主党はだれでもよかったのか。それでは民主党の怠慢ではないか。いや、有権者に対する裏切りではないか。

官報で渡辺氏が破産者だと発覚したのだと思うが、申請中であれば、なんて言えばいいのか、いやいや、これにはちょっと驚きました。
これは間違いなく、申請がおりますよ。
渡辺氏は「立候補は突然のことでもあり、それ自体問題ないだろうと思った。現時点で辞職する考えはない」と話している。債務の大半は、他人の借金の保証人として肩代わりしたものだとしている。

本人は、言い訳として他人の債務保証だと弁解していますが、債権者にとっては他人の債務肩代わりであろうが自分の債務であろうが保証人になっていれば、それは同じことであってどうでもいいことです。
連帯保証人となり、印鑑を押してしまって事業に失敗したなど、こんなことは世間にはいっぱいおりますよね。
「立候補は突然のこと」と言ってますが、この意味から言えば、今回の選挙で民主党から突然、立候補しろと言われ、自己破産者でありながら比例近畿ブロック単独48位で出馬したということですか。
と言うことは、自己破産なんてたいしたことはないと思っていた節がありますよね。
しかし、自己破産は相手(債権者)があってのこと、大変なことです。ちょっと甘いんじゃないの。
普通の人間であれば恥ずかしく立候補なんて出来ませんよ。
なんと言っても人様に大変な迷惑をかけたわけです。
国民にお返ししなければいけない立場である政治家がお返しでなく、人様に迷惑を返して(かけて)どうするの。
いったい、このモラルハザードはどうなっているのでしょうかね。

自己破産は、これまでの借金をきれいに整理して、新たな社会生活の再出発をするための法律で認められた制度ですから議員生活にはなんら問題はありません。
自己破産によってこの選挙権がなくなるということはないし、ほとんど、自分の生活には支障がありません。(但し、旅行業取り扱い主任者などの資格者は免責を受けた後でなければその資格で仕事をすることは出来ません)
ここでとょっと書いておきますが破産者は官報の名簿にしか載りません。
そして破産者名簿は本人しか見ることはできませんし、免責許可の決定(復権)により抹消されることになります。
だから黙っていれば他人には絶対にわからないし、仕事をしていても会社にもわかりませんし、また支障もありません。

ただ、私が驚いたのは破産手続きの開始決定を受けた後に立候補しているということです。(本人は突然立候補)
自己破産は言うなれば裁判所を通じて負債を免除してくださいというお願いですよ。
つまり、債権者に「私、もう払えません、ごめんなさい」と言うことです。
悪く言うならば「裁判所認定借金踏み倒し」ということだ。
逆に貧乏くじを引いたのは債権者です。つまり債権者が渡辺氏の負債を抱えることになったと言うことだ。

高利貸しの借金なんかは別ですよ、たとえば、一般のまじめな債権者側からみれば「こんなアホな」「なんで我々がお金を貸したのにひどい目にあわなきゃいけないんや」と言うことです。(怒)
また、仕事を引き受け、代金がもらえなかった債権者などシャバに大勢いるんです。
先に書いたように「社会生活の再出発制度」ですから自己破産が悪いといっているのではありません。ただ、その内容がどうかということです。
つまりどのような状態で破産をしたのかということです。
一生懸命働き頑張ったが、残念ながら仕事が思うように行かなかったと言うのであれば、このようなことだってあるでしょう。
ただ、言っておきたいのは、中には破産、トンズラもせず、債権者と話し合いながら、少しづつでも返しながら、がんばっている人たちがいっぱいいるんですよ。
大切な問題は債権者に対する誠意だ。誠意、これ、ほんとですよ。
高利貸しのような所は別にして、その努力と誠意が認められたことで立ち直り、今でも企業のトップとして一生懸命がんばっている多くの人たちを私は知っています。

彼は大学卒業後、広告代理店に勤め、その後、社長に就任。NPO法人顧問を務めた後衆議院議員秘書。現在は貿易会社で顧問を務めているそうだ。
どのような内容で事業で失敗したのか、それともどのような理由で債務を保証したのか、議員として有権者に説明する必要があります、それも誠意です。
そして、少しでも高額な歳費の中から返済していくとことがもっとも大切です。
一ヶ月千円でもいいんです。問題は債権者に対する「心」です。
議員特権としてグリーン車を利用しても無料なんでしょう、当然、JR全線乗り放題のパスを支給される。
逆に渡辺氏の借金を被った債権者にしてみればたまったものじゃありませんよ。
これってほんま、冗談じゃないよ!債権者と言うより被害者です。
自己破産をするということは、それほど大変なことなんです。生易しいものじゃない。
もし、借金を踏み倒したものがグリーン車にのっている姿をみたら債権者はなんて思うだろうか、想像がつくと思う。
おれは決して議員を辞めろと言っているのではありません。道義的責任を考えろとということだ。
人として誠意を示すことが何より大切だと言うことだ。
それが国会議員として認められる最初の第一歩だと思うからです。

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