【筆者記】
政府は本日、北朝鮮に対する同国籍船舶の入港全面禁止や全品目輸入禁止など、10月中旬に期限を迎える日本独自の経済制裁を半年間延長する方針を固めました。北朝鮮による日本人拉致や、核開発問題を進展させるには「対話」とともに引き続き「圧力」が必要と判断したと思われます。
町村信孝官房長官は都内で記者団に対し、北朝鮮への制裁期間が来月の中旬になっていることについて「北京で開かれている六カ国協議の結果を見なければならないが今月行なわれた日朝作業部会では拉致問題に関する実質的な進展はなかった、拉致問題に何ら進展がない今の状況では制裁をやめたり緩和したりする理由はない」と述べ、制裁の期間を延長する考えを示しました。
しかし、何かこの記者会見を聞いて、なにか安定感というのでしょうか、落ち着きのある対応について、塩崎氏とは格段の違いがあることに気がつきました、やはり、政権の安定は総理が正直に表に出て話をするよりもしっかりした官房長官の対応によってこれほどイメージが変わるものなのか、あらためて気がついた次第です。
福田政権は、言っては悪いが町村官房長官との二人三脚政権と言っていいと思います。福田首相は対北朝鮮政策で以前から「対話」の必要性を打ち出していました。しかし世論や拉致被害者のご家族に対する今まで言動での引け目があるのでしょう、日本が最重視する拉致問題で進展が見られないことから、制裁措置の延長に踏み切ったと思われます。
町村信孝官房長官が記者団に対し、しっかりした口調で「拉致問題に何ら進展がない中で、(制裁措置を)やめるとか緩和するという結論を出す情勢にはない」と言明し先にモンゴル・ウランバートルで開かれた日朝国交正常化作業部会についても「雰囲気は良かったものの、実質的な前進はゼロだ」だと述べたことは少なくても北朝鮮側に圧力となるのではないかと思います。
今まで福田総理は「意欲を示したんです、意欲を! まだ私は日朝交渉の詳細を知らないんだから。具体的なことはよく話を聞いた上でやらないと…」と述べており、あまり拉致問題について過去の拉致被害者の言動問題のこともあり、触れたがらないところもありました。しかし、世論の動向や総裁選での対立候補麻生太郎元幹事長が選挙期間中に「拉致問題の解決を断固あきらめない」として力強い意欲を示していたことで、ある意味での麻生氏の影響が福田氏に働いていると思われます。しかし総裁に立候補しようとしていた時に、候補者として建前的な「意欲」を示し、私は日朝交渉の詳細を知らないと言っていたのですから、その福田氏の拉致問題に対する「意欲」というものはたかだか知れていると思います。
やはり、閣内で町村官房長官の意見が主流になっており、今まで、少なくても安倍総理をかげながらバックアップをしてきた町村氏の力が見え隠れしています。
多くの有識者会議が廃止されている中で特に教育再生会議を残したのは町村氏と伊吹氏の力であり、町村氏がこの内閣の中心的な役割を果たしていると思います。
「一緒に戦ってください」今月の16日、東京都千代田区で開催された家族会と支援組織「救う会」で被害者5人が帰国したほかに何ら進展のない状態の中、戦い続けてきた家族の皆さんが叫んだ言葉です。「経済制裁の圧力を強めて」「国民世論で被害者に未来を」などと、解決に向けた世論の支持を改めて訴え、五年間も苦しみの中で生きてきた被害者家族会と支援組織「救う会」の悲壮な訴えです。
この事件は決して人道問題だけではなく、北朝鮮の国家的犯罪であり、わが日本の主権を踏みにじった、最大の主権侵害であり、卑劣なテロ事件なのです。従って決して被害者家族の皆さんの問題だけでは決してありません、日本国民の問題なのです。
このことを日本国民は北朝鮮の国家的犯罪に対し、改めて怒りと悲しみを共有し、さらに真相究明を求めていかなければならないと思います。
一時、拉致問題に理解のあった安倍元首相の辞任には心配の声も上がったそうです。市川修一さん=同(23)=の兄、健一さん(62)は「次の政権にも、私たちの苦しみを分かっていただきたい」と訴えたています。
「政権が代わっても、(拉致問題への)政府の姿勢は変わらない」この与謝野元官房長官の言葉を絶対に現政権は忘れてもらっては困るんです。
我々はこの問題を絶対に風化させてはいけません。
『死亡した。解決した』といわれて『はい、そうですか』という親がいますでしょうか。必ず解決するまで訴え続けます。
これは横田めぐみさんの母、早紀江さん(71)が集会で言われた言葉です。どこの親が死亡したと言われて素直に納得できるでしょうか。日本国民はよく考えてほしいと思う、もし自分の大切な子供がこの北朝鮮の残酷きわまりない犯罪で引き裂かれた場合を。もう一度胸に手を当てて真剣に考えてほしいのです。
そして多くの国民は、ここまで非人道的な国家との国交正常化を前提としていたような日朝平壌宣言にまったく納得しがたい思いをもっていたと思います、国交正常化交渉の日朝対話再開そのものも手放しでは喜べないのこのギャップとジレンマはこのならず者国家が存在している以上、ずっと続くのでしょうか。
私は日朝正常化には断固反対です、最後まで締め付けと圧力を行い、そして北朝鮮という悪の枢軸、金正日集団が崩壊し消滅することを望む、中国も北朝鮮の核輸出の問題で見放しつつある現状も見逃してはいけないと思います、平和とは武力抑止なくしては守れません、それが現実です、だからこそ彼らは「自分達だけの平和」を維持するために武力をカードに使っているのです。こんな国はアジアには必要ありません。
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政府は本日、北朝鮮に対する同国籍船舶の入港全面禁止や全品目輸入禁止など、10月中旬に期限を迎える日本独自の経済制裁を半年間延長する方針を固めました。北朝鮮による日本人拉致や、核開発問題を進展させるには「対話」とともに引き続き「圧力」が必要と判断したと思われます。
町村信孝官房長官は都内で記者団に対し、北朝鮮への制裁期間が来月の中旬になっていることについて「北京で開かれている六カ国協議の結果を見なければならないが今月行なわれた日朝作業部会では拉致問題に関する実質的な進展はなかった、拉致問題に何ら進展がない今の状況では制裁をやめたり緩和したりする理由はない」と述べ、制裁の期間を延長する考えを示しました。
しかし、何かこの記者会見を聞いて、なにか安定感というのでしょうか、落ち着きのある対応について、塩崎氏とは格段の違いがあることに気がつきました、やはり、政権の安定は総理が正直に表に出て話をするよりもしっかりした官房長官の対応によってこれほどイメージが変わるものなのか、あらためて気がついた次第です。
福田政権は、言っては悪いが町村官房長官との二人三脚政権と言っていいと思います。福田首相は対北朝鮮政策で以前から「対話」の必要性を打ち出していました。しかし世論や拉致被害者のご家族に対する今まで言動での引け目があるのでしょう、日本が最重視する拉致問題で進展が見られないことから、制裁措置の延長に踏み切ったと思われます。
町村信孝官房長官が記者団に対し、しっかりした口調で「拉致問題に何ら進展がない中で、(制裁措置を)やめるとか緩和するという結論を出す情勢にはない」と言明し先にモンゴル・ウランバートルで開かれた日朝国交正常化作業部会についても「雰囲気は良かったものの、実質的な前進はゼロだ」だと述べたことは少なくても北朝鮮側に圧力となるのではないかと思います。
今まで福田総理は「意欲を示したんです、意欲を! まだ私は日朝交渉の詳細を知らないんだから。具体的なことはよく話を聞いた上でやらないと…」と述べており、あまり拉致問題について過去の拉致被害者の言動問題のこともあり、触れたがらないところもありました。しかし、世論の動向や総裁選での対立候補麻生太郎元幹事長が選挙期間中に「拉致問題の解決を断固あきらめない」として力強い意欲を示していたことで、ある意味での麻生氏の影響が福田氏に働いていると思われます。しかし総裁に立候補しようとしていた時に、候補者として建前的な「意欲」を示し、私は日朝交渉の詳細を知らないと言っていたのですから、その福田氏の拉致問題に対する「意欲」というものはたかだか知れていると思います。
やはり、閣内で町村官房長官の意見が主流になっており、今まで、少なくても安倍総理をかげながらバックアップをしてきた町村氏の力が見え隠れしています。
多くの有識者会議が廃止されている中で特に教育再生会議を残したのは町村氏と伊吹氏の力であり、町村氏がこの内閣の中心的な役割を果たしていると思います。
「一緒に戦ってください」今月の16日、東京都千代田区で開催された家族会と支援組織「救う会」で被害者5人が帰国したほかに何ら進展のない状態の中、戦い続けてきた家族の皆さんが叫んだ言葉です。「経済制裁の圧力を強めて」「国民世論で被害者に未来を」などと、解決に向けた世論の支持を改めて訴え、五年間も苦しみの中で生きてきた被害者家族会と支援組織「救う会」の悲壮な訴えです。
この事件は決して人道問題だけではなく、北朝鮮の国家的犯罪であり、わが日本の主権を踏みにじった、最大の主権侵害であり、卑劣なテロ事件なのです。従って決して被害者家族の皆さんの問題だけでは決してありません、日本国民の問題なのです。
このことを日本国民は北朝鮮の国家的犯罪に対し、改めて怒りと悲しみを共有し、さらに真相究明を求めていかなければならないと思います。
一時、拉致問題に理解のあった安倍元首相の辞任には心配の声も上がったそうです。市川修一さん=同(23)=の兄、健一さん(62)は「次の政権にも、私たちの苦しみを分かっていただきたい」と訴えたています。
「政権が代わっても、(拉致問題への)政府の姿勢は変わらない」この与謝野元官房長官の言葉を絶対に現政権は忘れてもらっては困るんです。
我々はこの問題を絶対に風化させてはいけません。
『死亡した。解決した』といわれて『はい、そうですか』という親がいますでしょうか。必ず解決するまで訴え続けます。
これは横田めぐみさんの母、早紀江さん(71)が集会で言われた言葉です。どこの親が死亡したと言われて素直に納得できるでしょうか。日本国民はよく考えてほしいと思う、もし自分の大切な子供がこの北朝鮮の残酷きわまりない犯罪で引き裂かれた場合を。もう一度胸に手を当てて真剣に考えてほしいのです。
そして多くの国民は、ここまで非人道的な国家との国交正常化を前提としていたような日朝平壌宣言にまったく納得しがたい思いをもっていたと思います、国交正常化交渉の日朝対話再開そのものも手放しでは喜べないのこのギャップとジレンマはこのならず者国家が存在している以上、ずっと続くのでしょうか。
私は日朝正常化には断固反対です、最後まで締め付けと圧力を行い、そして北朝鮮という悪の枢軸、金正日集団が崩壊し消滅することを望む、中国も北朝鮮の核輸出の問題で見放しつつある現状も見逃してはいけないと思います、平和とは武力抑止なくしては守れません、それが現実です、だからこそ彼らは「自分達だけの平和」を維持するために武力をカードに使っているのです。こんな国はアジアには必要ありません。
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