会派みらいで議会基本条例案の学習

　議会の憲法とも言うべき議会基本条例を金沢市議会でも制定しよう。金沢市議会も動き出す。二元代表制の一翼を担うべき議会の責務を明示し、市長との緊張関係を生み出すための議会力、議員力を明確にする。議会の透明性を確保し、議会倫理を条例で法的な規範とする。議員間の自由な議論の保障、市長の反問権の認定、情報開示、審議への市民参加、議会としての市政報告会・・・課題は幾つもある。
　自民党には、党としての条例案があるそうな。我々は、会派としての共通認識を求めて、田中副代表・議会運営委員長が私案を提出し、それに基づいて、会派としての議論を開始した。全国の先進例を横断的に比較考証し、要諦となる事項を整理したものだ。
　議会基本条例制定特別委員会の初会合は７月２８日だ。私は、副委員長として議論に参加する。条例は、具体的な事業と議員の行動によってはじめて実態となる。条例条文の検討には、絶えず、具体的な事業がどう展開できるかをイメージしながら議論を行うことが肝要だと思う。議員にとっては、「面倒なこと」ばかりかもしれないし、資質が問われる場面に自ら出ていくようなところがある。そこを積極的に合意していく作業が不可欠になる。議員の心意気を示していきたいものだ。