久々の船酔い

荷物を車に詰め込み、家を出ようとすると北風が強い・・・。　

今日は東京湾での釣りなので、問題ないだろうと軽い気持ちで出発。　




船宿に着いても結構な風が吹いています。


夜明け前のジェットコ－スタ－。







はい、写真を見て分かるとおり、今日は八景の忠彦丸の午前タコ船です。



オイラは３番目だったので空いていた左舳に席をキ－プ。

思っていたより少ない、総勢５名での出船となりました。



結んであるカニの位置が気になったので、

カンナから離れる様にテンヤの上の方に結び直していると船長から、

『濡れますからキャビンには行って下さい。』　のアナウンス。


野島防波堤の外に出ると、波飛沫も激しく船は大揺れ。　

船が持ち上げられ下がった時に、お尻や肩がぶつかって痛い・・・。　




荒れる海を２０分程走り釣り場到着。

ここで、船長から又アナウンス。

『今日は５名なので片舷流しでやります。先ずは全員左舷に集って下さい。』


キャビンから這い出ると、思っていた以上に海悪・・・。

オイラの席は舳なので、特に上下動が激しい・・・。　

それでもテンヤを放り投げ、コトコトと小刻みに誘いを繰り返します。

が・・・、上下動が２ｍ程有る為、リズミカルな誘いなんて無理・・・。　

波の上下動に会わせ、糸を出したり手繰ったりしながら必死に小突きます。




開始から１時間くらい過ぎたところで、オイラの隣の人が立ち上がり糸を手繰り始めました。

どうやら乗ったようです、隣の友人にタモ取りして貰った初物は３００ｇ級。

オイラには未ださわりも無かったのですが、

『この海悪でも乗りが分かるんだ。』　と一安心。



それから１時間後に本日のハイライトがやって来た。


先ずは最初に獲った人に１杯目と同級が揚がると、

オイラのテンヤにも根掛かった様な重みが・・・。　

船が持ち上がった時にテンヤが底から浮かない様に注意し、充分にタコを載せます。

頃合いを見て、右手を目一杯船の外に出し大合わせ。
と、“ズシッ”　という手応えが・・・。　



『乗ったぁ。タコボウズ脱出』

未だ取り込んでいないのにそう思ってしまいましたが、

相変わらず上下動が有り、それに加えやけに重くて手繰るのが大変。　

それでもテンヤが近づいて来たので、海面を見るとデカタコが足を広げて揚がってくる・・・。

隣の人がタモのアシストをしてくれ、無事に２ｋｇ位はありそうな大ダコゲット。　

すると直ぐに３番目の人にも３００ｇ級が揚がり、１０分間で３杯ゲットされました。



しかしこの頃からオイラの身体に異変が・・・。　

そう、この海悪で生あくびが出だし、気持ちが悪くなってきた。

時計を見ると沖揚がりまであと２時間有る・・・。



この後、釣り場を移動し釣り人も右舷に移ったりして釣りを続行していましたが、

オイラはもうダメ。　

って言うか、タコボウズ脱出したのでもう欲は無し・・・。


マジでキャビンに潜り込もうかと思いましたが、この揺れでは横にもなれない・・・。　

リバ－スしない様に気を紛らせながら、釣りは続行しましたがまるで修行の様。

旋回のたびに飛沫もかぶり、意気消沈・・・。　




海悪の割にはポツポツ揚がり沖揚がり３０分前の釣果は、

舳から、１（オイラ），２，２，０，０杯。

ここで４番目の人に初の乗りが訪れボウズ脱出。


そして沖揚がり５分前にオイラの指先に、『クニュッ』　とした重みが・・・。

今回も充分に間を置き合わせると乗りました。

『重みも充分、まぁまぁの型でしょう。』　と調子こいて手繰っていたら水深の半分くらいで、

『ズリッ』　という感触の後、重みが無くなってしまった・・・。　

隣の人もタモを抱えていてくれましたがバレタ事を伝え、

直ぐにテンヤを沈めましたが再びの乗りは訪れず。


っと、急に隣の人が立ち上がり手繰り始めた。

オイラがバラシたヤツかどうかは知りませんが、見事３杯目をゲットして竿頭（糸頭？）。

結局、大艫の人だけが型を見る事が出来ませんでした。




陸に上がっても未だフラフラして気持ち悪い・・・。

こんな事はいつ以来だろう、なかなか思い出す事が出来ません。


朝一に撮ったジェットコ－スタ－の写真が、今日の出来事を暗示していたのですね。




家に帰って計量したらちょうど１.８ｋｇでした。

茹でたて八っちゃん。







刺身に唐揚げ、美味しゅう頂きました。　

今晩は、串を刺して足１本、焼いて食べようと思っています。