7月に入ると、そろそろ大型イサキが終盤に入る。
夏休みシーズンになると、暑いし海は行楽客と交代と決め込んでいる。
凪ぎの日本海、早朝よりまったく風が無かった。
しかし潮は飛ぶように流れていて、完全フカセは厳しそう。
あっという間に100mは糸が出て行く。
竿受けを二台出して、一本はズボフカセにした。
沖を見たら、どこかで見たボートが浮かんでいた。

アカシ319kazoo号。昔私が乗っていたボートだ。
それとゴムボート。
30年前同じ職場でUNIXの汎用機で開発をしていた仲間だ。
アウトドアをやろうと、ボート釣りを始めた。
水深25mで15m付近に魚影がある。
水深15mで糸を止め、ボートの揺れの向こう合わせで待つ。
すぐ竿先がささった。

天秤から2mの仕掛けで釣っている。

アラよで取り込めた。

群れで泳いでいるのは、小型が多い。
水温が高いので、生け簀では長持ちしない。
生きている内に血抜きをして、クーラーに放り込む。

完全フカセは大型イサキ一匹、まぐれのグレ、チャリコとまったくさえない。
しかし50cm近くあったグレは凄いパワーだった。
真鯛なら70cmはあるだろうと確信したほどだ。
ジギング船から熱い視線を送られながら、やり取りをした。
梅雨グレと言って、産卵後の体力回復で食いが良い。
寒グレほど脂が乗ってないので、コブ締めにした。

良く釣れたけど、後始末が大変であります。

ウマズラが一匹混じった。これもエサ取りで湧いているのだと思う。
キモを湯引きにして、ポン酢で肝合えの刺身が旨い。
-60度のフリーザーも八割がた満タンになってきた。
あんまり釣れすぎも、魚の処分が大変だ。
イサキとグレをコブ締めにしてみた。


旨みは濃厚になるが、薄作りで少し食べるのがコツです。