まさかこんな深場で釣りをするようになるなんて、夢にも思いませんでしたが、はまってしまいました。
メガツイン500にメガセンサ5号400m巻きと、メガツイン750に8号棚センサ600m巻きを用意しました。竿はダイワ、ワンピースゴウイン80-200号です。
実用的な上げ下げの手返しを考えれば水深300mから250mの駆け上がりを狙うのが正解かなと思いました。
風が無かったので重り150号に水深300mでは糸ふけが100m出来て400m巻きではギリギリでした。
ミニボートで魚種を考えれば、メガツイン500にメガセンサ4号500m巻きがライトタックルで楽だと思います。
のんびりとボートを流していたら400mから150mまで の断崖絶壁で、竿置きでずぼらにアタリを待っていると根掛かりで高価な仕掛け、重りがパーになります。
出船にあたり漁協で許可を貰い、「山の風車(風力発電)が回り出したら風が吹くのではよ帰りや」の指導まで受け、出船しました。
仕掛けは自作もありましたが、6号エダスでは良く絡むので、ハヤブサの10号15m、エダス8号5本ムツバリ仕掛けの市販品でまかないました。
150号の重りで400mの手返しを考えたら、バッテリーの消耗もかなり激しいです。
今回17Aの密封バッテリーで8時間目一杯、何とか持った次第です。
メーカーのカタログでは空巻きでの値なので、実際魚が掛かったらゆっくり巻きあげないとキンメなんかは口切れで悔しい思いするので、深海釣りでは倍の容量がいると思います。
重りが底に付いたら、グット仕掛けを張り誘いをかける。次に数メータ上げてはの繰り返し。ナイロンハリスの伸び縮でブルブルというアタリより、何か掛かったような感触になります。
何か重たいなと思ったら、少し仕掛けを送り追い食いを狙う。
キンメが群れていたら、針の数だけ食う事もある。今回は5連ちゃん、トリプル、ダブルもあった。
50cmのムツや黒ムツも釣れました。嬉しかったのはオコゼかと思ったら、初めて釣った深海魚を代表する大型のアコウダイでした。
普段は400m以上の深場にいるそうですが、冬場は200m位まで上がってくるようで、ミニボートでも釣る事が出来ました。
グーグーと引きがあった後はひたすら電動任せでスローで巻きあげ、ボコッと海面に姿を現した時は壮観でした。
この魚は三日間寝かせて食べろとネットに載ってましたので、トランク大将に氷積めで保存しました。
釣れたり、釣れなかったりと、今回は久しぶりに釣ってきたという感触に浸りました。
我が家からは越前に行く距離とほぼ同じ行程で、さらにガソリンも安くなり南に下る機会がもっと増えそうです。