里山悠々録

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九重栗カボチャの1番果を完熟で穫る

2023年08月03日 | 畑:果菜類

カボチャを収穫しました。
品種は九重栗EX。
今年のカボチャは発芽、初期生育の揃いが悪く、少々変則な仕立て方です。
親蔓と子蔓1本又は子蔓2本の2本仕立てと3本仕立ての組み合わせとなりました、
1番果を着けた後、2番果、3番果と着けるよう蔓を伸ばしています。


またわき芽が伸びてきたので整理しました。


蔓を誘引。主枝の長さは10mくらいにまで達しています。


1番果は10~12節くらいで比較的よく留まりました。
人工授粉もありますが、蜂が飛んでいるので大概は自然着果です。


6月20日くらいに開花しているので、42、3日経過しています。
カボチャは収穫した後、追熟し糖に転化し甘味が増してから食べるのがよいとされます。
ある時、有名産地の生産者の方が畑で完熟させるのが一番と語っているのを聞いてから受粉後45日を目安に穫るようにしています。
今年は気温が著しく高く、これまでの平均気温の積算温度を確認してみました。
すると、今年は1日当り平年より約3℃高いことが分かりました。
つまり今年は40日ですでに完熟に達しています。
一番花でも開花の時期に多少の違いがあるため軸の変色を確認して収穫します。
軸が褐色になり、ひび割れが多数できていることが条件。軸がが青いうちは未熟です。
このようになればオーケーです。


しばらく放置していたところ、果実に大きな変色が。


日焼けです。というより今年の異常な日射の強さに火傷を負いました。
片方はまだセーフと言ったところ。
10日ほど前は何でもなかったので、その後の日射が如何に強かったかが分かります。
熟すほど日焼けには弱くなります。注意していれば防げるので、放置していた自分がお粗末。
この辺りが2番果。2番果も思いのほか留まっています。軸の変色が始まりました。


3番果の留まりも良い。


これは早めの3番果。

7月20日過ぎに開花したものも好天と蜂のお陰で果実は多数留まっています。


3番果でも健全な葉が十分あって熟していれば美味しいカボチャが穫れます。
3番果の先には10枚以上の葉を着けてからピンチします。
また、複数留まっている蔓は全て1個に摘果します。
冬至カボチャ用の遅穫りカボチャが心許ないので、遅くまで取り置きするようになるかもしれません。
これがその遅穫り用のカボチャ。


誘引しましたが、生育が揃わず有効なのは4、5株くらい。まして、この天候では甚だ怪しい。
日焼けを起こし並んでいた九重栗カボチャ2個を穫ってみました。
このように見れば何の問題もないように見えますが。


このカボチャはいわゆる黒皮で緑が濃く光沢があります。
重さは約2㎏でした。
まともな方の1個は助っ人にやります。酷い日焼けの方を切ってみます。


日焼けの中心で切りました。日焼けの部分を除けば問題ないようです。


九重栗カボチャは強粉質カボチャ。さっそく食してみたところ、大変にホクホクでした。
甘味を求める人は追熟が必要なのでしょう。
小生はカボチャは甘味よりホクホク第一で、醤油味の煮付けが好みです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
栗かぼちゃ (りりん)
2023-08-03 15:09:35
こんにちは
九重栗かぼちゃ、ほくほくで美味しそうですね。
かぼちゃは、上手に育てられないです。
ほとんど放任になって、畑でも他の野菜まで浸食したりで。
先日収穫したのは、遅かったせいか実割れしてました。
でも甘くて美味しかったです。
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Unknown (kaz)
2023-08-03 17:58:58
りりんさんへ。
コメントありがとうございます。
カボチャの実割れは珍しいですね。
でも遅いくらいが完熟になっているので美味しいのではないでしょうか。
たくさんの美味しそうなトマトで調理にも熱が入りますね👍
お父様が入院手術とのこと、早いご快復をお祈りします。
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