里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

青ジソとモロヘイヤ

2021年09月19日 | 畑:葉菜類

畑の一角にある青ジソ。


毎年、自然に種がこぼれて発芽し、育ちます。
特段の手入れもなく、病気や虫も殆ど付きません。
必要な都度穫っては利用できるので重宝します。
花が盛りになってきました。


シソは短日植物なので、日が短くなると成長点に花芽が出来、生長は止まります。
葉も次第に硬くなってきます。


シソはわき芽が旺盛に出るので、大株になり沢山の葉を着けます。
これで、元は一株です。


青ジソは売られるときには、専ら大葉。
シソは花や穂も利用できるので、それと区別しての大葉なのでしょうか。
シソにはより葉の大きなチリメンジソもありますが、小柄で平滑なシソだけを大葉と言うのが面白いところ。
花が遅れているものは、まだ大葉で利用できます。


露地の大葉は終わりですが、大葉は年中出回っています。
しかし、短日植物なので秋冬期はハウスに植えただけでは穫れません。
電灯照明し、花芽ができないようにして栽培されます。
我が家では、青ジソは刻んで薬味にしたり、天ぷらにして利用することが多い。
そして、食欲が落ちたときに、食べてみたくなるのが大葉のおにぎり。
味噌おにぎりにし、青シソを巻いて炙ります。味噌とシソの香りがマッチして実に美味い。


こちらはモロヘイヤ。


青ジソを小振りにしたような姿で似ており、共通点が多い。
20株ほど、キュウリの畝の端に直播きしたもの。


こちらも、小さい内は弱いものの、ある程度大きくなれば、病気や虫もほとんど付かないため、特段の管理は無しです。
わき芽が次々と伸びてくるので、葉を数枚着け、15~20センチで摘み取ります。


今の時期になると、次第に茎は短くなってきます。


シソと同様、短日植物なので、やはり日が短くなると成長点に花芽が出来、生長は止まります。ただし、シソよりは遅い。


姿や性質がシソと似ているので同じシソ科と思いきや、そうではありませんでした。
花が出来ると葉も硬くなってくるので、今月中くらいの収穫でしょうか。


ビタミン含量が豊富で栄養価は抜群。
おひたし、天ぷら、和え物などに利用されますが、青ジソのような薬味にはなりません。
我が家では、サッと湯がいた後、ミキサーに掛けてとろみを出し、だし醤油で味を調整、ご飯に乗せて食べるのが定番。


以前はよく包丁で細かく叩いていましたが、この方法はより簡便です。
なお、モロヘイヤの実は毒性が強いので要注意とされます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿