里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

我が家の大樹③~榧(かや)

2022年04月03日 | 大樹と古木

我が家の大樹3回目は榧。
前記の通り、大樹については正式な定義とは関係ありません。
我が家の大きな木を明らかにしておくため、あくまで小生が勝手に決めたものです。
計測については、一人では困難なので、根元の大まかな計測です。一部は胸付近の幹周りも計りました。
榧はこの辺りでは普通に見られるものの、多くはありません。
榧はイチイ科の常緑針葉樹で、碁盤や将棋盤に使われる材として知られ、特に柾目の材は最高級とされます。
榧の大樹は我が家のすぐ裏手にあり、周辺にも数本あります。
庭から作業場の屋根越しに榧の木の上部が見えます。


これが最も大きい榧。


根元付近。


上部。


根元周りを計測。

約280㎝でした。


胸付近で約2mありました。
榧の木には沢山の実が着きます。この木が元になって周囲に殖えていったのでしょう。
これが2番目に大きい榧。

根元周りを計測。

約230㎝。

この榧は姿が綺麗です。真っ直ぐに伸びており、枝までの長さはこちらの方が長そう。


これがすぐ側にある3番目の榧。

計測はしませんでしたが、根元周りで2mくらいでしょう。


これに近い榧が2、3本あります。


榧は太るのに時間がかかります。
そのため年輪は緻密、材は黄色で光沢があり大変綺麗です。
これは40年ほど前のリフォーム時に玄関上がりに用いた榧材。


少々傷んではきましたが、緻密で光沢があり、味わい深い。


新建材のフローリングとは違い、趣があります。
榧といえば、碁盤や将棋盤に用いられることで知られます。
最高級の柾目で作るには巨大な太さが必要で、我が家の榧では板目でしか取れないでしょう。
へぼ碁を嗜む小生は、いつの日か我が家の榧の木で碁盤をなどと夢想していましたが、やはり夢で終わりそうです。





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