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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水稲育苗ハウスのビニール掛け

2025年03月19日 | 田んぼ

春の彼岸ともなれば、田んぼの方もそろそろ動き出します。
水稲育苗ハウスにビニール掛けをしました。
我が家の育苗ハウスは40年以上にはなりますが、正確な年数は不明なほどの年代物です。
近隣でもこのような旧式のパイプハウスは見かけなくなりました。
但し、他に数棟あった老朽化ハウスを解体する折り、パイプを全てダブルにし強化しています。
そして、毎年点検し補強補修を重ねつつ使い続けています。
今や小生とどちらが長く持つかと言ったところですが、ここまでくると愛着を感じるほどになってきました。
とは言え、リスクが高いので水稲の育苗期間のみの利用です。
ビニールを掛けるのは天候が悪ければできません。そして、一人では無理です。今回の助っ人は一人。
多少風があるもののこのくらいなら上々、安心して出来ます。
肩部から下のサイドビニールは1週間ほど前に付け、雨風の心配がないよう縛ってあります。


縛っていたサイドビニールは全て下ろします。


屋根部分に梨地の加工ビニールを中央で合わせるよう2枚掛けます。。
まず、片側に1枚の屋根ビニールを掛け、動かないよう仮止めします。


同じようにもう1枚の屋根ビニールを掛け、所々に仮止めしておきます。


各スパンごとにマイカー線を張りビニールをしっかり固定します。
この旧式のパイプハウスはこのマイカー線でビニールを保持させる仕組みです。


このマイカー線が命で外れてしまえば飛ばされます。強風には特に注意が必要です。
マイカー線は次第に緩みが出てきます。時々点検して必ず締め直します。
これでビニール掛けは終了。


さらに我が家では遮光シートを掛けます。


これは作業する時の日除けのためですが、強風時に掛ければその対策にも有効です。
作業するときはサイドビニールをあまり開放することなく専ら遮光シートを掛けてやっています。
遮光シートは一人で容易に上げ下ろしができるよう簡単な仕掛けがしてあります。
古い黒マルチは雑草防止のためぎりぎりまで掛けたままにしておきます。
さらに中央の通路に支柱を立てます。支柱は昔間伐したヒノキ材。


この旧式パイプハウスは屋根の傾斜が緩く、梨地ビニールも何年も使っているため雪が滑り落ちにくい。
10年に一度あるかどうかと言う雪対策です。
当地方は西高東低の気圧配置で大雪になることは稀で南岸低気圧が北上する時が問題になります。
最近も繰り返し南岸低気圧が北上。雪になるか雨になるかは気温次第で常に大雪になる可能性をはらんでいます。今日も同じような状況です。
過去には3月末に猛烈に重い雪が30㎝くらい積もり苦労した経験があります。大雪とまではならないまでも4月に雪が降ることも珍しいことではありません。
保険のようなものですが、保険は無駄になってこそ幸いと思うようにしています。
遮光シートは雪が降ると落ちないので、普段は外しておきます。


これで一連の作業は終了です。


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