里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「かたくり」

2024年04月21日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙   


春の代表的な野草の一つ「かたくり」。
昔は、我が家周辺の野山でもごく普通に見られました。しかし、何時の間にかすっかり姿を消してしまいました。
我が家の庭には細々ながら数株あります。調子が良ければ僅かながら花を咲かせてくれます。
その独特の姿、どうも今年は葉だけで花は見ることが出来ないようです。
当県南部の南蔵王山麓にはカタクリの群生地があります。そして、すぐ近くには水芭蕉の群生地があります。
過日、今年も水芭蕉が開花したとニュースで流れました。小生もこれまで何度か訪れています。
水芭蕉とカタクリの開花は多少ずれることもありますが、多くは両方愉しむことが出来ます。
しかし、カタクリのことは話題になりません。水芭蕉の見学者もカタクリの所は大概通り過ぎるばかり。
カタクリにとっては良いことなのか悪いことなのか。健気にひっそりと咲くカタクリはそれで良いのでしょう。