里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

原木シイタケの春子が穫れ始める

2024年04月03日 | 山菜

原木シイタケが穫れ始めました。いわゆる春子と言われるものです。
今冬は暖かかったことから冬期間も僅かずつ小さいながら穫れていました。
しかし、自然栽培のため気温が低いだけでなく全般に水不足で多くが生長できずにいました。
3月になって原木シイタケのほだ(榾)場を整理し、新たに本伏せするスペースも確保しました。
その時には小さなシイタケの芽がたくさん出かかっていました。
その後、真冬の寒さがぶり返したものの水分は適当に供給され、3月末から気温が上がってきたことで生長が進んだようです。
現在の全体の配置はこのようになっています。


左側手前が植菌2年目の原木、左奥が植菌3年目になる原木。右側手前に設けたスペースに今年植菌した原木を本伏せする予定です。そして植菌4年目の原木、右奥が植菌6年目の原木。
植菌6年目の原木は傷んでいたものを除き比較的健在のものだけをここに残しました。
さらに右の外れに僅か見えるのは、傷んだ原木のうちまだ余力が残っていそうなものをまとめたものです。
品種は何れも日本農林種菌の「すその360」。
これが今年植菌2年目の原木。


植菌1年余りの経過で原木は如何にも若い。今年二夏を経過すれば本格的な収穫が可能になります。
所々にシイタケが出ています。今年春にも少しは穫れそう。
これが今年植菌3年目になる原木。


一目沢山出ているのが分ります。一番メインで穫れることになりそうです。
昨年秋からこの原木がよく穫れています。
今冬は気温だけは高かったものの降水量が不足で原木は乾きすぎでした。
2月下旬以降になって降雪も度々あり、ほどよい水分が供給されたことで生長を促したようです。
それでもまだシイタケにとっては水分不足気味だろうとは思います。
気温も上がってきたので穫り頃のシイタケも出てきました。


小さいシイタケが沢山見えるので、もう少し経てば収穫最盛を迎えるでしょう。


これが植菌4年目の原木。


昨年春はこの原木がメインでした。秋は甚だ不調だったので今年春の復活に期待しています。


結構出ており、穫り頃のシイタケもあります。


これが植菌6年目の原木。


ピークは完全に過ぎたので傷んだ原木を整理し、半分くらいになりました。
こちらもそれなりに出ています。大きくなっているものもあります。


こちらは番外で、傷んだ原木のうちまだ発生しそうなものを寄せています。


あまり期待はしていませんが、それでも結構出ています。
これは先に整理し処分するため堆積している原木。シイタケが出ています。生命力の強さに驚かされます。


今年メインになるのは植菌3年目の原木でしょうが、他の原木もそれなりに穫れそうに見えます。
このくらい穫れました。今年の春子はまずまずのスタートになりました。


小さな芽は沢山見えるので、何れこれが生長してくれば最盛期入りです。
今、店に出回る生シイタケはほぼ100%菌床シイタケで、原木シイタケは殆ど見られません。
原木シイタケの食感、味と香りは別物です。