里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

満開の桜から蔵王連峰を望む

2024年04月17日 | 小旅

先週末、当県南部の白石川沿いにある「一目千本桜」を訪ねたので記録に留め置きます。
週末は猛烈に混むのが分っており、そもそも今年は行くつもりがありませんでした。
しかし、よく晴れ渡り蔵王連峰とのコラボが撮れるのではと言う誘惑に負け急遽出かけました。
忙中閑ありの速攻です。
7時半前には現地に到着したのですが、すでに駐車場には沢山の車が並んでいました。
当地は大河原、柴田両町に跨がる日本桜百選にも選ばれている当県随一の桜の名所です。


昨年よりは10日ほど遅いものの平年よりは数日早い開花です。


もう盛りを過ぎたかと思いきや正に満開でした。


この桜は大河原町出身の実業家高山開治郎氏の寄贈により大正12年に植栽されたもの。
このような樹齢100年級の桜の巨木が約1200本並びます。


桜並木は阿武隈川の支流白石川の両側の堤にあります。


遠く対岸の桜並木が見えます。
遠くに見えるこんもりした丘が船岡城址公園。ここにも沢山の桜が植栽されており、「一目千本桜」を一望できます。

地元高校生が、この巨木並木の維持に一役買っているニュースが毎年テレビで流れます。


快晴でしたが、やはり春霞。蔵王連峰がくっきりと言うわけにはいきませんでした。


蔵王連峰は普段は蔵王山(ざおうざん)と呼ばれることが多いのですが、蔵王山という単独峰はありません。
シンボルお釜のある刈田岳を中心に北東に多くの峰が連なる連峰です。
しかし、満開の桜とくっきりと見える蔵王連峰というのはなかなか難しい。


それでも幾つかのポイントで満開の桜から望む蔵王連峰を撮ってみました。








当地点からだといわゆる遠望なので少々無理があるコラボではあります。
ますます人は混んできたので早々と退散しました。
もう少し近距離で撮ってみようと前にも撮ったことのある東北新幹線白石蔵王駅近くに移動。


やはり霞みは掛かっていますが、先ほどよりは見えています。


昨年、偶然見つけたベニシダレザクラと蔵王連峰が今回も撮れました。


ベニシダレザクラもほぼ満開になっています。


逸る気持ちで出かけた割には成果はイマイチの感もありますが。思い立った急ぎ足ではこの程度で満足すべきかもしれません。