里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'24~育苗箱に土入れ

2024年04月06日 | 水稲プール育苗

水稲の育苗箱に土入れをしました。
育苗は今年も例年どおりプール育苗です。今年はプールはすでに出来上がっています。
年によって後先逆になることもありますが、どちらが先になっても作業に支障はありません。
昔からみると箱数は大幅に減り1/3くらいになりました。
生産調整の拡大や道路の拡張で面積が減少、育苗方式が成苗から稚苗へと変化、さらに植付け密度も少なくしました。
育苗ハウスは余裕十分なので、土入れの作業は全てハウスの中で行います。
事前に育苗箱と培土はハウスの両妻側の空きスペースに運び込んでおきます。


プールに運ぶのに好都合なようハウスの両妻側でほぼ半量ずつ行います。
沢山作る方は土詰めから種播きまで一連の作業を器械で行うのが一般的です。
我が家は僅かばかりなので土入れも全て一人の手作業です。
なかなか効率的な方法が見つからず、今年も例年と同じやり方になりました。
シートを2重に敷きます。


それに育苗箱を5枚並べます。


育苗箱の底には紙シートを敷きます。


シートの必要ない育苗箱もありますが、我が家は昔から一度も替えていません。
紙シートを敷くのは必須で、これも何年も使い続けています。
培土は昔は箱数も多かったので、自分で土を取りピートモスと肥料を混合して作っていました。
今は数も少ないため市販の培土を使っています。覆土分も含めて1袋で7箱半くらいの使用量になります。
経費は掛かりますが、高齢の身には取り扱いやすく負担が少ない。
諸資材の価格が高騰している中では、やむを得ない程度で済んでいます。
培土を育苗箱に少し多めに入れます。


ならし板を使って培土を厚さ1㎝に入れます。プール育苗では培土の厚さが1㎝程度まで節約できます。


これがならし板。


市販のならし板では土が多く入るので、少なくなるよう細工しました。
溢れた培土はシートを持ち上げて寄せて置き、次に並べた育苗箱に入れます。


これを繰り返します。もっと効率的な方法がありそうなものですが、思いつきません。
土入れが終わった育苗箱は不安定にならない程度の高さに積んでおきます。


直射が当たらないよう覆いを掛けておきます。


全体を縛っておくと、地震などがあった場合でも容易には崩れません。
反対の妻側にも土入れの終わった育苗箱を積んでおきます。


これで土入れの作業は終了です。