里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年はタケノコも早い

2023年05月02日 | 山菜

孟宗竹のタケノコが盛んに採れるようになってきました。
今年は4月半ばくらいから採れ始めたので例年より10日は早い。
やはり気温が高かったからでしょう。
但し、雨が極端に少なく順調に伸び出したとは言えないようです。
また、今年は裏年に当たると言う方もいます。
確かに昨年はよく採れたので、それも当たっているかもしれません。
専ら助っ人が採っていましたが、今回は小生が掘ってみました。
それなりに良いものが出ています。


良いタケノコとは根元がどっしりと太く軟らかそうなもの。

上々でした。


これは竹藪から外れて出ていたタケノコ。痩せておりよくありません。


これもなかなか。タケノコ掘りにも要領があります。


根元には僅かながら反りがあります。表面の土を少し分け、反りの内側これでは手前側から鍬を入れます。
一発で掘れます。反対側から鍬を入れたのではうまく掘れません。


近年はイノシシの被害が甚だしく、タケノコが出る前に掘り返し残らず食い散らかすのが常となっていました。
人間がイノシシのお零れに与っていると言った状態が続いていたのです。
ところが昨年、今年とはっきり被害が少ない。
野生のイノシシにも豚熱(豚コレラ)が発生したからではないかと言われています。
このように掘った跡はあります。


ですからイノシシがいないわけではありませんが、数は大幅に減りました。
他にも足跡や掘り返した跡は依然見られるので、いなくなるのは無理としても現状程度が維持されればしょうがなさそう。
この程度採り一時寄せておきます。


さらにもう少し採って、大きな袋一杯に。20㎏以上はあるでしょう。


すでにピークに達しているのかもしれません。雨が降ればもっと採れるはずですが、なにしろ異常乾燥です。
もっともそんなに採れても持て余す今日。昔は、親戚、知人に多数配ったものでした。
今はボイル済みのタケノコが簡単に手に入るので、生のタケノコをへたに配ると迷惑がられます。
掘ったタケノコは直ちに茹でるのが一番。鮮度が落ちるほど味も落ちてきます。