里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

満開の桜を楽しむ(白石川堤一目千本桜)

2022年04月16日 | 小旅

前日からの続きになります。
こちらは当県内随一と言っていい桜の名所。
マスコミにも度々紹介されるので、当県人なら殆どの人が知っているでしょう。
当県南部の大河原、柴田両町の白石川沿いにある「一目千本桜」。


当地は、日本桜百選にも選ばれている名所中の名所。
正に満開。3年前、久しぶりに訪ねて以来です。
この桜は大河原町出身の実業家高山開治郎氏が大正12年に寄贈し、植栽されたもの。
白石川堤防沿い約8キロにわたり約1200本の桜の木が並びます。
名実ともに「一目千本桜」。


以前は余りにも混雑するのがいやで、長らく敬遠していました。
例年なら桜祭りが行われ、多くの出店や屋形船も出て賑わいます。
コロナ禍以降祭りは中止。今年は祭りは中止されたものの駐車場などは開放されました。
平日にもかかわらず、河川敷の駐車場はほぼ一杯。県外ナンバーも目立ちました。
桜並木は川の両側の堤にあります。左奥が対岸の桜並木。

遠く、対岸の桜並木。


白石川は阿武隈川の支流で、当地からほどなく阿武隈川に合流し、太平洋へと注ぎます。


柴田町の船岡城址公園から一望すれば圧巻の全体風景が見られます。
こちらは時間に余裕がなければ足を伸ばせません。
しかし、何処までも続く並木はここでも十分堪能できます。




また、ここから蔵王連峰が遠望できるので、そのコラボが楽しめます。
今回は霞が濃くかかり、薄らしか見えなかったのは残念。


地元の高校生が桜の枝払いなどに全校あげて取り組んでいることも素晴らしい。
堤防の管理も行き届いており、枝が地面に這うように伸びています。



満開の花が密集して咲く様も圧巻。




そして、何といってもこの並木が、殆ど樹齢100年級の巨木だと言うことです。
小生が子供の頃でもかなりの大木だった記憶があるので、今は推して知るべしです。


その巨木の一部。







多少、慌ただしい日程でしたが、今年は対照的な2カ所で花見が出来ました。
当地方の今年の桜の開花始は平年並。満開は2日ほど早まりました。
やはり桜は指標として記録されるべき代表的樹種なのでしょう。