里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

頑張る小カブをしぶとく穫る

2021年02月19日 | 畑:根菜類

未だ小カブをしぶとく穫っています。
品種は「耐病ひかり」。種播きが9月24日。
11月半ばから収穫を始めたので、すでに3ヵ月以上経っています。蕪好きなので、そう簡単には止められません。
旬の小カブの姿からは見る影もなくなりました。


初めやや密植の状態から、穫り始めましたが、今では隙間が目立ちます。


今年の厳冬では葉の傷みも大きい。外葉はほとんど枯れています。
ただ、新葉は割に元気なので耐えているようです。


小カブも低温に耐えるため体内に糖分を蓄え、甘味と旨味が増します。
一方で生育日数が長くなると、繊維分で硬くなってくるのはやむを得ません。また、凍結して組織が壊れると食感や味が変ります。
それが今年の酷寒の中にあって、未だ食せるのは耐寒性が増しているからでしょう。


この「耐病ひかり」という品種の特性として、大きい蕪になっても味が落ちにくいことにもあるかもしれません。


厳しい寒さで蕪にアントシアンの紫色の出てきたものがあります。これはこれで悪くありません。


収穫した小カブ。
さすがに旬の時のような輝く純白というわけにはいきません。
葉も新葉部分だけです。


それでも一皮剥けばまだ十分食べられます。
ただ、これでは本来の小カブとは言えません。小カブには新鮮な大きな葉が必要です。
たまたまスーパーに行った折り、産直コーナーに蕪だけがポリ袋に数個入りで売られていました。しかし、これは禁じ手のような気がします。
小カブも間もなく終了です。