里山悠々録

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タマネギマルチ栽培に追肥し挽回図る

2021年02月16日 | 畑:土物類

今年のタマネギは生育不良。欠株も多い。


品種は貯蔵性抜群の「ネオアース」1品種のみ。
これが、未だ盛んに食している貯蔵の「ネオアース」。


3ベットあります。


種まきは9月7日、植え付けが少し遅れて11月8日。
苗の仕上がりはイマイチでしたが、選別して植えたのでそれほど悪い苗ではありませんでした。
しかし、苗の立ち上がりが遅く、初期から生育が遅れました。
原因はよく分りません。

昨年の今頃のタマネギと比べると甚だ悪い状態です。

昨年のタマネギも植付け前に台風19号が来襲して苦労しましたが、今頃はすっかり回復していました。
これは比較的良いところ。


今年の酷寒が追い打ちをかけました。
連日最低気温-10℃近くの低温で根が浮き上がったものが多数あります。根張りが悪かったものは枯れ欠株になっています。


管理にも力が入らないというものですが、気を取り直して挽回を図らないといけません。
一昨年も生育不良で最悪といった状況でしたが、最後に穫ってみれば大豊作でしたからまだ諦めるのは少し早い。
例年のごとく、粒状の速効性肥料をマルチの上からばらまきしました。


以前にも書いたように、昔はこのような追肥をしたことはありませんでした。
マルチ栽培ではゆっくり効く肥料を全量元肥でやるのが当然で追肥は必要ないものと思っていましたし、そう教わりました。
それが10数年か20年も前くらいなるでしょうか、高齢の方がマルチの上から肥料をばらまいているのを見ました。
最初は無駄なことをしていると思っていましたが、試しに自分でもやってみると、これが目に見えて効果があるのです。


直接粒状肥料が植え穴に入る場合もあるし、雨に溶け流れて植え穴に入るものもあるのでしょう。葉色にはっきりと効果が現れます。


それまでは肥え切れからベト病が出ることもよくありましたが、それ以来ほとんど出ることがなくなりました。
今回はバラ播きして間もなく雨が降り出しました。タイミングとしては絶好です。
生育不良の今年のタマネギ。これで少しは挽回してくれるか。