里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春蘭を水墨画で描く

2018年12月17日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


 春蘭は四君子の一つで水墨画の基本ともされています。
 今年の年賀状は春蘭にするつもりなので、まずもって色紙に描いてみました。

 かつて、春蘭はこの辺りの野山にたくさん自生していました。「じじとばば」として親しまれ、庭にも作られていましたが、しばらく前からすっかり姿を消してしまいました。
 花びら5弁にしべ3斑点の組み合わせ。よく表現される描き方で描いてみましたが、納得できるように描くのはなかなか難しいものです。

干し柿づくり~あんぽ柿の完成(4週間目)

2018年12月17日 | 干し柿づくり


 干し柿づくりを開始して4週間目です。
 干し柿も最近の寒風でかなり乾燥が進み、大玉の柿の表面もほぼ乾いてきました。はっきりとしたしわが見えるようになってきました。
 あんぽ柿の出来上がりです。
すでに小ぶりのものは3週間目で問題なかったのですが、大ぶりのものは表面が十分乾くまで扱いにくいので、4週間目で完成としたいと思います。
色もきれいな飴色を保っており、いい出来と思います。



 近隣で明らかに硫黄燻蒸をしていない干し柿を見かけますが、もうすっかり黒ずんでいます。もちろん見かけだけではないのですが、個人的には食味をそそられないというのが正直なところです。硫黄燻蒸したものは見かけがいいだけでなく雑菌の心配もないので安心です。



少し大玉のものを試食してみました。



 甘みも十分です。中はまだトロトロ感が少し強いですが、1週間前より大分固まり、干し柿としての味が十分味わえます。。



 ここからは、表面がさらに乾燥が進み、中のゼリー部分が次第に固くなって、ころ柿へと移行していくことになります。あんぽ柿ところ柿の境目は多分に主観的なもので、決まっていないと思うのですが、あんぽ柿は中身がゼリー状、ころ柿は中身がヨウカン状などという方もいるようです。また、表面に白粉が吹いていなければあんぽ柿、吹いていればころ柿と区別されることもあるようですが、いずれ連続しているもので、さして意味はないのではないでしょうか。
 どの状態で食するのがいいかは、個人の好き好きと言うことになります。我が家族親族でもどの時期が最も好きかは結構違いがあるようです。

 これからは茶菓子として我が家のテーブルに置かれます。
 光の関係で写真の色合いがちょっと違って見えます。



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