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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古木のザクロの花は僅か

2023年07月04日 | 古木管理

我が家の庭の象徴とも言える古木のザクロ
昨年、改めて我が家の古木を纏めた際も、いの一番に取り上げました。
樹齢は100数十年、少なくとも130年以上。その根拠も記しています。
何時でもその存在感は変わりません。


何分にも老木だけに新しい力強い枝は伸びていません。
太い枝は全て老木化しています。


伸びている枝の殆どはいわゆる徒長枝です。
ただ、徒長枝と言えども今は艶のある新葉が伸び一見茂っているように見えます。


一年のうちでも今が一番勢いが感じられる時期です。
一時は今の時期も新葉の出が疎くなりましたが、剪定を極力控えた結果、多少は復活したようです。


しかし、今年も花の数は僅か。
よくよく目をこらさないと分らないほどです。


この辺りだけに数えられる程度咲いています。あともう少しは咲くでしょうか。


高い位置にありうまくは撮れません。ザクロの花は実にユニーク。


古い幹から直接出るのは珍しい。


蕾から開き始めの一輪。


ザクロは実だけでなく鮮やかな朱色の花も観賞に堪えます。
昔は花も沢山咲いたものです。
残念ながらその復活は不可能ですが、少しでも咲いてくれるのは嬉しい。
昨年もこんなもので、記録にも留めませんでしたが、何とそれが実を結びました。
ザクロは花の数の割に結果率が非常に悪い。
十に一つも留まるかと言ったところなので、昨年は奇跡的でした。
果たして柳の下にドジョウはいるか。


古木の紅梅が満開

2023年03月28日 | 古木管理

古木の紅梅が満開となりました。


気温が高いため咲き始めから数日、先週末にはほぼ満開となっていました。
満開と言っても少々寂しい花数ではありますが。


白梅同様樹齢は100数十年、少なくとも130年以上の古木です。
白梅よりも幹の空洞が目立ち樹勢は明らかに衰えています。


例年、白梅より1週間~10日ほど遅れて咲きますが、今年は1週間も経たずして満開となりました。
例年の満開は4月7~10日頃なので2週間は早いことになります。昨年に比べるとさらに早い。
この紅梅の開花は遅い方で、満開の頃に大概ソメイヨシノが咲き始めます。
今年もそれにピッタリ当てはまり、当地方も最速でソメイヨシノが咲き出しました。
この紅梅の花びらは八重で紅色が濃い。


昔は沢山咲き見事でしたが、老化が著しく、今は花数が少なくなりました。
但し、数年前白梅に取り付いたタマカタカイガラムシに侵されなかったのは幸いでした。
剪定は極力抑え、新しい枝を確保するようにしています。


今年は多少纏まって咲いている部分もあるようです。


苔むした老木に咲く紅梅は風情があるように見えます。


画のモチーフにするには格好の材料になっています。




気温が高く、降雨もあり半分は散ってしまいました。


それでも、白梅が害虫被害からほぼ立ち直ったので、まだ紅白の梅が楽しめます。
水稲育苗ハウスの屋根越しに撮ってみました。上部の方です。


近くではレンギョウが満開。


この時期、鮮やかな黄色も紅白の梅とコラボし悪くありません。



古木の白梅が満開

2023年03月22日 | 古木管理

古木の白梅が満開となりました。


我が家の古木の紅梅と白梅については、過日、記したとおり樹齢100数十年、少なくとも130年以上。
今年は3月10日くらいから咲き始め、10日ほどで満開となりました。


この梅は実取用の梅よりも開花が遅く、例年満開になるのは3月末から4月初めです。
今年は約1週間、昨年よりは10日以上早くなりました。


この白梅は、4年ほど前にタマカタカイガラムシという害虫が取り付きました。
寄生した枝を思い切って切り落としたため、一時は花数もごく少なくなりました。
しかし、結果的にはこの思い切った剪定が奏功したらしく、今は害虫は全く見られません。
花数も昨年あたりから増え、復活してきました。
今年はほぼ元に戻ったように見えます。


この白梅はもともとが花梅と思われ、花数が非常に多い。


昔はそれなりに実も着いていたように記憶していますが、今は殆ど着きません。
梅が絵になるのはやはりこのような老木。

古来、梅の絵というと古木の梅が定番のようです。


害虫が取り付いて心配しましたが、復活して満開の花を咲かせてくれるのは嬉しい。
隣の紅梅が咲くのは遅く、白梅より1週間~10日ほど遅れます。


大分蕾が膨らんできましたが、どのくらい咲いてくれるか。
こちらは家裏にある白梅。


2月末に咲き始め、3月10日頃が満開でした。これはその時のもの。


実取用の白加賀で、青梅では梅酒に、熟せば梅干しに向きます。
害虫のタマカタカイガラムシが最初に付いたのがこの梅で、しばらく経ってから気づきました。
思い切って枝を切り落としたので、花も僅か、実は殆ど成らなくなりました。
今は害虫は全くいなくなり、花も大分復活してきました。多少は実が穫れるかもしれません。
この白梅は品種不詳の雑梅。


こちらも3月10日頃に満開になっていました。


かなり古い木ですが、由来は分りません
邪魔な枝を切る程度でほとんど放任です。それでももともと実は沢山着く木です。
小さい実ながら熟して漬け梅にすると手頃な梅干しになるのですが、今年はどうか。
関東以西ではすでに桜の便りです。そんなに急いでどうするんでしょう。

古木の紅白の梅

2022年04月11日 | 古木管理

我が家の古木の紅梅と白梅。
樹齢は正確ではないもののざっと百数十年。
樹勢は弱っており、維持に苦心しています。
これが白梅。


手前に育苗ハウスがあるため屋根越しに撮っています。


数日前が開花のピークでした。
今年は昨年より10日は遅れていますが、例年並か僅かの遅れといった程度。


昨年より花数は多いようです。


3年ほど前、タマカタカイガラムシという害虫が付き、思い切って剪定をしたため樹勢にも相当影響したはずです。
しかし、結果的にはそれが奏功し、昨年から害虫は確認していません。
花が楽しめるまでに復活してきたので良かったと思っています。


この白梅は実は僅かしか着かない花梅で、元々は花数が非常に多い梅です。
実取用の梅より開花が遅い。
老木化した幹と相俟って絵になります。


この状態が維持できれば、良しとします。
これが紅梅。


こちらも昨年より10日ほど遅れていますが、ほぼ例年並。
白梅より1週間~10日ほど遅れて咲きます。
この紅梅が満開の頃にソメイヨシノが咲き始めるので、梅としてはかなり遅い方。
今が、満開といったところでしょうか。


もっともこの紅梅は老化が著しく、花数は寂しい状態です。


幹に空洞があり、樹勢は弱くなる一方。


強い剪定は避け、新しい枝を極力伸ばすようにしていますが難しい。
この紅梅は花びらが八重で、濃い紅色です。


昔は花数も多く、見応えのある紅梅でした。
その復活は困難ですが、それでも紅白のコラボは良いものです。


これは家裏にある実取用の白加賀。


1週間ほど前がピークでした。
花数は物足りませんが、これでも昨年よりは多くなっています。


最初にタマカタカイガラムシが付いたのがこの梅で、思い切って枝を切り落としました。
復活の兆しは見えます。まだまともな実が成るとは思えませんが。


これは雑梅で品種不詳。


こちらは3月中にほぼ満開で、間もなく花収まりです。


実は小さいながら漬け梅にするのに手頃な梅です。


今年は昨年よりも花数が少なく、あまり期待できないでしょう。
こちらも古木なのでやむを得ません。

古木のザクロと梅の剪定

2022年01月11日 | 古木管理

古木のザクロと梅の剪定をしました。
樹齢はともに推定130年以上。
年々、衰えており、どのように維持するかが大きな課題です。
これがザクロ。


昨年は花も少なく、実は1個も留まりませんでした。
実が1個も成らないのは2年連続。初めてのことです。
かつての剪定は、高木にしないことが第一。そのため大枝を切り詰めることが主体でした。
しかし、今は衰弱し、太い枝が伸びるようなことはなくなりました。


今回の剪定は枯れ枝と徒長枝を整理する程度。


徒長枝は沢山出ます。
根元に近いところの徒長枝は邪魔になるので全て切ります。


上の方は適当に伸ばして樹勢の維持に少しでも役立てます。
切った枝葉は僅かこの程度。


枝の芯が黒くなっているのが見えます。


こちらは白梅。


苔むしています。


一昨年、カイガラムシの一種タマカタカイガラムシが寄生し危機的な状況となりました。
初めての経験で試行錯誤でしたが、薬剤防除に加え寄生した枝を思い切って切り落としました。
老木にとってはかなりの荒療治だったので心配ではありました。
結果的にはこれが奏功したか、現在は寄生は確認できません。
枝葉の勢いも大分回復してきたように見えます。
しかし、落葉も早く弱っていることは間違いありません。
したがって、大枝には手を掛けず、枯れ枝と徒長枝を整理します。


ザクロ同様、根元近くは徒長枝が沢山生えます。


これは邪魔なので全て切ります。


上の方は間引く程度です。


こちらは紅梅。


幹に空洞や腐れが多く、白梅以上に衰弱しています。


幸いだったのは紅梅にはタマカタカイガラムシが寄生しなかったこと。
近年は枯れ枝を切る程度にし、できるだけ新しい枝を伸ばすようにしています。
そのため、根元の方に枝が多くなり邪魔ですが、少し切った程度で辛抱です。


今回は全体のバランスを考えて、左の少し太い枝を切り詰めます。


昨年、枝途中まで切り詰めていましたが、もう少し切り下げました。
多少はバランスが改善したでしょうか。


剪定量は僅かです。


自己流の剪定で、全く自信はありません。
このザクロと梅は我が家の庭の象徴的存在。絶やすわけにはいかないのです。