里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古木のザクロの花が満開

2020年07月09日 | 古木管理

 庭にある古木のザクロの花が満開です。


 このザクロの木は庭を作った当時、最初に植えられた庭木の一つと思われます。樹齢は130年以上。我が家の庭を象徴する古木です。


しかし、年々、樹の勢いが弱ってきていることが気がかりです。そのため、昨年の剪定は、枯れ枝を切るくらいにし、上に伸びる徒長枝もあまり切らずに残しました。
 今年は、近年になく新しい芽が吹いています。


 空洞の枝が年々目立ってきました。


 花が満開と言っても、一面に咲いている訳ではありません
 この程度の花で、ここ2、3年は葉の茂り具合も少なく、当然花数も少ない状態です。


 昔は花数も多く、実もかなり成りましたが、昨年実を着けたのはたった2個でした。しかし、今年のザクロの状態は、近年では比較的良さそうに見えます。


 葉も茂り、色も濃いので勢いを少し取り戻しているようです。


 花数も少し偏ってはいるものの、まずまず。もちろん以前のようではありません。昔は樹全体にこのような花が咲いていました。


 花は鮮やかな朱色で、形が独特です。


 蕾も面白い形をしています。


 この花からどのくらいの実が着くでしょうか。ザクロは非常に実留まりが悪い。これで数個といったところかもしれません。

古木の紅梅白梅が満開

2020年03月31日 | 古木管理

 庭の梅が満開です。
 といっても、残念ながら溢れんばかりに咲いているというわけではありません。
 紅梅と白梅が並んでいます。


 この梅は古木で、樹齢は百数十年と推測しています。正確なことは不明ですが、少なくとも築130年の我が家と同年数以上の樹齢だろうと思います。
 老木のため弱っており、花数も多くありません。


 これは紅梅ですが、昨年とほぼ同じで、例年よりは数日~1週間程度早いでしょうか。


白梅より1週間~10日遅れて咲き出し、今がほぼ満開になっています。ソメイヨシノが咲き始まっていますから、この紅梅は桜より少し早いだけです。


 花びらが八重です。


 紅梅の中でも紅色が濃い方ではないかと思います。


 沢山咲くと見応えがありますが、昔より大分少なくなりました。

 一時、非常に弱り、花数も極端に少なくなりましたが、剪定を抑えて若枝を伸ばしたためか、少し復活しました。


 こちらは白梅。


 白梅でも花梅なので、実はほとんど成りません。実取用の白梅よりも遅れて咲きます。


 白梅は1週間前にはすでに満開になっていました。少し散り始めのものが出てきました。

 昨年は沢山咲き、見応えがありましたが、今年は寂しい咲きぶりになっています。


 タマカタカイガラムシという害虫が付き、思い切った剪定をしたため花芽が大幅に少なくなりました。この害虫は家裏にある実取用の梅に最初に付き、次いでこの白梅に付いたようです。
 それでも頑張って花を咲かせていますが、弱ることが心配です。今年は害虫の発生が抑えられて、枯れるようなことがなければ良しと思っています。


 この紅梅白梅は空洞や枯れ枝も目立つ老木です。


 庭の古木をどう維持するかは大きな問題なのです。


古木の梅を剪定するも危機

2020年01月05日 | 古木管理

 我が家の庭にある古木の梅。これが今危機的状況に陥っています。老木のため、もともと弱ってはいるのですが、これに害虫が寄生しました。夏場には気づいて消毒をしましたが、効果がなかったようです。


 剪定しようかと思って見たところ、さらに殖えていたのです。調べてみるとカイガラムシの一種でタマカタカイガラムシと分りました。


カイガラムシと言えば白いカイガラムシは見たことがありますが、これは初めて見ました。びっしりと付いている枝があり、重症です。梅などのバラ科に付き、特に梅園では近年被害が拡大している新たな害虫だそうで、何らかの経路で我が家にも入ってきたのでしょう。
 カイガラムシの防除は殻を被っているためやっかいで、今の時期は、擦り落とすか枝ごと切ってしまうしかないようです。ただ、木に付いている殻の中は乾いていて潰すと粉々になり、抜け殻のように見えます。よく分りません。


 我が家の梅はかなりの古木のため、剪定はできるだけ弱らせないようにすることを一番に考えています。従って、近年は下の方の徒長枝や枯れ枝の整理をする程度にして強い剪定はしていません。しかし、このカイガラムシを何とかしないと木が枯れてしまいます。
 タマカタカイガラムシが多く付いているのは、この白梅です。こちらの白梅は比較的枝振りが元気だったのですが。


悩みましたが、今年はカイガラムシ退治を優先させ、虫が沢山付いている枝や高く伸びて防除しにくい枝は思い切って剪定してしまうことにしました。少しのところはゴム手袋とタワシで擦り落とします。


 最近にないくらい大胆に剪定しました。


勢いが弱ってしまわないか心配ですが、割り切るしかありません。

これが剪定前


剪定後


 こちらは紅梅。


 空洞や腐れも目立ちます。


 見た限りでは、まだカイガラムシは付いていないようです。すぐ側なので、よく観察すれば付いているのかもしれません。しかし、この紅梅は枯れ枝も多くかなり弱っており、近年はほとんど放任して新しい枝を伸ばすようにしてきました。ようやく新しい枝が多くなってきたところです。今年も最小限の剪定にとどめたいと思います。


太い枝は大分伸びた1本だけ切りました。


剪定前


剪定後

 剪定量も多くなりました。大部分が白梅の枝です。


タマカタカイガラムシがびっしり付いている枝があります。


剪定した枝は遠くに運んで処分しました。この後、効果があるかどうか分りませんが、マシン油乳剤を散布します。吉と出るか凶と出るか不安な剪定となりました。

存在感一番「古木のザクロ」を剪定する

2019年12月13日 | 古木管理

 我が家の庭で一番の存在感を示しているのが、この「古木のザクロ」。
 完全に落葉したので剪定をしました。我が家の庭には、最初に植えられたと思われる古木が何種かあります。このザクロもその一つで、樹齢は100数十年と推測しています。


 近年、気に掛けているのは、勢いが弱ってきていることです。
 以前は、枝が伸びすぎないように大枝をかなり切っていたのですが、そのような太い枝が出ていません。逆に枯れ枝が多くなっています。


 幹の空洞も目立ってきました。


 これは、7月初めの一番葉が茂っているときのもの。花数も昔から比べると少なくなりました。


結局、今年実を着けたのはたった2個。これがその時の写真です。


 そもそもザクロは花数に比べて実留まりが悪いのですが、それにしても寂しい。単なる隔年結果ではなく、木自体が弱ってきていると考えるべきかもしれません。
 剪定は、枯れ枝を切るくらいにして強い剪定はしないことにしました。


 太い幹に付いている真っ直ぐ上に伸びる徒長枝も全てを切ってツルツルにせず、適当に残しました。


ただ、これを切らないと木に登って剪定するのが大変です。ザクロにはトゲがあります。ザクロのトゲはユズなどのような鋭いトゲではないですが、少々痛いめをしないといけません。太い幹には草まで生えています。木のためには取った方がいいと思いますが、手を掛けませんでした。


 結局、剪定の量はこれだけでした。今までで最も少ないです。


 見ただけではどこを剪定したか分らないでしょう。

古木をどのように維持管理していくかは大きな課題です。

古木のザクロに花が咲く

2019年07月05日 | 古木管理

 庭にある古木のザクロに花が咲いています。



 このザクロの木は庭を作った当時、最初に植えられた庭木の一つと思います。樹齢は100数十年と推測しています。


 以前は沢山の花を付けていたのですが、花数が少なくなりました。昨年も少なかったので隔年結果ではなく、木自体が弱ってきているのかもしれません。


 花は鮮やかな朱色で、独特の形をしています。今時の我が家の庭を象徴する古木なのでもっと沢山咲いてくれないと少々寂しいです。


 蕾もまた独特です。


 ザクロは実が留まるのも咲いた花のうちの何分の一ですから余り成ってはくれないでしょう。





古木の紅梅が満開

2019年04月01日 | 古木管理
 
 新元号が令和に決定しました。太宰府の梅にかかわる歌からとられたようなのですが、我が家の古木の紅梅もほぼ満開になりました。
  雪が降るなどここ2、3日寒かったですが、咲き揃ってきました。
 天候が回復したので、改めて撮ってみました。
 
 今年は花数も多く、古色然とした太い幹の紅梅は悪くありません。
  我が家の紅梅は、八重咲きなので、色が濃く結構見栄えがします。昨年は花数も少なく、かなり弱っていましたが、少し復活してくれたようです。
  剪定はできるだけ控えて、新しい枝を伸ばすようにしていますが、紅梅を維持するのに今年も頭を悩ませそうです。
  白梅の方は完全に開ききっており、間もなく散りはじめるでしょう。
 
 
 今年は、最近にないくらい紅白の梅を楽しむことができました。
 新元号は梅にかかわるということですが、我が家の古木の梅も、令和の時代を生き延びるようにさせていきたいです


満開の古木の梅に春雪

2019年03月31日 | 古木管理

 古木の紅梅も咲き揃ってきました。

 ところが、夕べ雪となり、夜中には止みましたが、今朝短時間でしたが再び雪となりました。水分の多い重い雪です。
 梅に雪は風情があるかと思い、早朝に撮ってみました。
  
 
 紅梅は、雪の白と紅梅の赤がよく分かります。この紅梅は八重のため色が濃く結構際立ちます。
 
これは9時頃に撮ったもの。日差しが出てきました。
 
 
 
 
 
 
 白梅は白い雪とではメリハリがないようですが、幹に積もったところがいいのではないでしょうか。
 
 
  
 
 少し青空が見えています。9時頃です。
 
 
 
 
 古今、梅の幹に雪が積もった風景はよく絵になっています。花が咲いている梅に雪の風景も絵になっているのでしょうか。
 庭から見るとこんな風になっています。結構積もったことが分かります。奥に見えるのが白梅、そして紅梅です。
 
 
 最大数センチの積雪でしたが、日中は晴れて、日陰以外はほぼ溶けました。この時期、さして珍しいことではありません。
 数年前4月20日頃に10センチくらい積もったことがあります。ですから、我が家のぼろハウスに支柱立ての安全策は欠かせないのです。

古木の梅が春を告げる

2019年03月26日 | 古木管理
 
 我が家の庭の古木の梅が咲きました。手前が紅梅、奥が白梅です。
 例年より5日から1週間くらい早い感じがします。実取用の梅よりも遅れて咲きます。我が家の庭に春を告げる木で、花の咲くのを毎年楽しみにしています。
我が家は「築130年の家」と記録しましたが、その昔、一度火事になり、新しく建てられたものと言い伝えられています。最も古い庭木がいつ植えられたのかは正確には分かりませんが、家と同じくらいの年数は確実に経っているものと推測します。
 庭木の中で最も老化が進み、どう維持していくか問題なのが、この梅の古木です。
 剪定は業者は頼まず、すべて自己流でこなしているので全く自信はありません。できるだけ弱らせないようにすることだけを考えています。
 紅梅と白梅があり、こちらは白梅で比較的元気です。
 
 
花は白梅が早く咲き、すでに満開になっています。
 
 古木を象徴する太い幹が存在感を放ちます。
 
 
 今年は、花数もかなり多い気がします。
 
 こちらは紅梅ですが、白梅より1週間から10日くらい遅れて咲き出します。
 
 
今2、3分咲きと言ったところです。花びらが八重で、紅色が濃く非常に綺麗な花です。
 
 
 かなり弱っており、昨年も剪定を極力控え、新しい枝を伸ばすようにしていますが、枯れそうな枝もあります。
 
 昨年の春は花も少なかったですが、今年は結構咲いています。、しかし、花が多く咲いたら咲いたで弱りはしないかと心配ではあります。
 満開までには少し時間がかかります。しばらくの間、目を楽しませてくれるでしょう。

庭の古木の梅を剪定する

2018年12月25日 | 古木管理

 我が家の庭にはかなり古い木があるのですが、最も気を遣うのが梅の木です。
 何分、剪定は業者は頼まず、すべて自己流でこなすので自信はありません。できるだけ弱らせないようにすることが一番に考えることです。
 紅梅と白梅があるのですが、こちらは白梅です。比較的元気です。
 剪定前です。
 徒長枝がたくさん出ています。
 

 大きな枝は昨年かなり強めに切ったので。今年はあまり切りません。1本だけ少し大きな枝を切ります。

 剪定後です。
 下の方の徒長枝はすべて整理し、きれいになりました。

 分かりづらいですが、上の方の大きな枝を切りました。

抑え気味に切ったつもりでしたが、それでも結構な量になりました。

 こちらは、隣の紅梅ですが、かなり弱っています。

 枯れそうな枝もあります。下の方の徒長枝を少し切っただけです。
 ほとんど放任し、新しい枝を伸ばすようにしてきましたが、今年も剪定は控えます。苔がいっぱい着いているので取ればいいのですが、なかなか手が回りません。

 いずれ、庭の古木については、機会を見つけて記録しておかねばと思っています。