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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古木のザクロ今年の花は僅か

2021年07月11日 | 古木管理

我が家の庭の象徴とも言える古木のザクロ。
樹齢は130年以上。
風格だけは他を圧します。


しかし、今年の花は僅か。これまでで最少かも。
しかもポツポツと何日もかけて咲いています。


年々花数が少なくなっているとはいえ、昨年はそれなりで、まとまって咲いているところもありました。
今年は、昨年の数分の一もあるか。


まとまって咲いているところはなく、これでは絵になりません。


比較的良さそうに見えた昨年も、結局一個も実を着けませんでした。
自分の記憶の中では、一個も実を着けなかったのは初めてのような気がします。
まして今年はザクロの実は期待できそうにありません。
一見したところ、葉は結構茂っているように見えます。


葉の色艶も悪くなさそうに見えます。
しかし、殆どが徒長枝の葉です。


働ける中堅の幹がなくなっているようです。
僅かながら咲いているザクロの花。


ユニークな形です。


これが蕾。これまたユニーク。


沢山の花が咲くザクロの姿は遠い過去のものか。


古木の白梅と紅梅が見頃

2021年03月30日 | 古木管理

古木の白梅と紅梅が見頃です。


樹齢は推定百数十年。正確には分らないものの築130年の我が家と同年数以上であることは確か。
それ故、樹勢は弱っており咲き乱れるということにはなりません。
こちらは白梅。


3月半ばから咲き出し、今は盛りを少し過ぎています。


花梅と思われ、実はほとんど着けません。実取用の白梅よりも開花ははっきりと遅い。


今年の開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じです。


老木ゆえ幹の貫禄十分ではあります。


タマカタカイガラムシという害虫が付いたため思い切った剪定をしました。それが樹勢にも影響していると思いますし、花芽も少なくなっています。
それでも昨年春よりは多く咲いているようです。


もともと花数が非常に多い白梅です。


ここ2年ほど、まずはタマカタカイガラムシ根絶を優先しています。今のところ確認できませんが、問題はこれからです。

こちらは紅梅。


これも開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じ。


白梅より1週間~10日くらい遅れて咲きます。満開直前といったところ。
例年、この紅梅が満開の頃にソメイヨシノが咲き始めます。


この紅梅は幹に空洞が目立ち、白梅よりさらに樹勢は弱っています。


こちらまではタマカタカイガラムシに侵されなかったようで、剪定を抑え、できるだけ若枝を伸ばしています。


花数は少なく寂しい感じですが、多少復活の兆しが見えます。
花びらは八重。


紅色は濃いので、昔のように沢山咲けば見事ですが、望むのは無理でしょう。
古木の管理は難しい。


これは家裏にある実取用の白加賀。
10日前には満開になっていました。今は大分散ってきました。


この梅に最初にタマカタカイガラムシが沢山付きました。思い切って枝を切ったので、寂しい花になっています。しかし、何とか持ちこたえたようです。


これは品種不肖の雑梅。
こちらは3月半ばに満開になっていました。これはその時のもの。


古い木でほとんど放任です。


それでも実は小さいながら沢山着き、漬け梅として十分使えます。


古木のつげの木をバッサリ切り詰める

2021年02月22日 | 古木管理

古木のつげの木を思い切って切り詰めました。
専門家から見れば基本無視の無茶なやり方でしょう。
このつげの木は庭の一番奥、古木のザクロや梅の木と同じ列に植えられています。
樹齢はよく分りません。ザクロや梅の木と同様なら100年以上ですが、幹の様子からはそれほどではないように見えます。


剪定は助っ人に丸形に刈り込んでもらっています。


しかし、石垣のすぐ上にあるため刈り込むのが難しくなっていました。

自宅の正反対の正面から見ると、上手く刈り込めず、枝が飛び出したままです。


どうするか懸案だったのですが、この際、思い切ってバッサリと切り詰めることにしました。
切り詰めれば当然弱りやすいので、ヘタをすれば枯れることもあるかもしれません。しかし、このつげの木はあまり価値がありそうにも見えないので、ダメ元で何年かかけ作り替えたいと思います。
しっかりとした管理をせず勝手に伸ばしてきたので根元から太い枝が何本も出ています。これを切り詰めました。


古木らしく空洞も見えます。


これから、下の方から出ている小さな枝葉を伸ばしていこうと思います。
太い枝は様子を見てまた整理します。

バッサリと落とした枝。


つげの木は強いので枝葉が容易に伸びてくると思いますが、どうでしょう。

現在は、正面からは死角になり切り詰めたところはあまり見えません。

これもいずれ整理し、全体が容易に刈込みできるよう作り替えたい。

古木の梅を剪定する

2021年01月09日 | 古木管理

古木の梅を剪定しました。
ザクロと同様樹齢は130年以上と推測され、大事な梅です。
昨年、白梅にカイガラムシの一種でタマカタカイガラムシという害虫が沢山付き、危機的状況に陥りました。
近年は、老木であることを考え、徒長枝や枯れ枝の整理をする程度で、強い剪定はしないようにしていました。
しかし、昨年の剪定はカイガラムシ退治を最優先し、害虫が付いている枝や高く伸びて防除しにくい枝は思い切って切り落としました。
樹勢が落ちて弱るのではないかと心配しました。
春の花が薄くなったのは当然ながら、新葉は沢山吹き出し、最悪の事態は免れたようです。
しかし、白梅にまだタマカタカイガラムシが付いている枝が残っていました。そこで、よく見て残っている枝も切り落としました。(その時の梅
結局、新葉はかなり出たものの落葉は早かったので、弱っていることには違いないようです。
ただ、剪定前にかなり念入りに見ましたが、タマカタカイガラムシは確認できませんでした。
白梅は、昨年、タマカタカイガラム退治を優先させ、思い切って剪定したので、今年はわずかしか切りません。
下の方の徒長枝は切ります。


切った後。


上の方の枝は徒長枝を間引く程度にしました。


切った後。


剪定後


こちらは紅梅。
相変わらず空洞や腐れが目立ちます。


紅梅はカイガラムシは付かないで済んだようように見えます。
この紅梅はかなり弱っているので、枯れ枝を切る程度にし、新しい枝を伸ばすようにしています。大分新しい枝が多くなってきたので、バランス的によくない太い枝2本をを切り詰めました。


切った後。


少しだけバランスが改善しました。


全体の剪定量は少なく、昨年からみると数分の1です。


昨年はタマカタカイガラムシがびっしり付いていた剪定枝が沢山ありました。
今年はタマカタカイガラムシの付いている枝はないようです。


古木のザクロを剪定するも

2020年12月19日 | 古木管理

古木のザクロを剪定しました。
昨日、朝にはまだ少し積雪がありましたが、日中晴れ上がり午前中にはすっかり溶けました。
我が家一番の庭木と思っているこのザクロ。
樹齢は推定130年以上。


近年、衰えが目立ち、どのように保持していくか考えあぐねています。
かつては、剪定というと大枝を切り詰め、伸ばさないようにすることが主眼でした。近年は、そのような勢いのいい枝はなくなりました。
それでも、今年は葉の量が比較的多く、花もこの頃ではかなり咲いた方です。(開花期のザクロ
このあたりが花の多かったところ。


復活を期待させたのですが、結局落葉も早く、実は1個も留まりませんでした。
そもそもザクロの実止まりはよくありませんが、1個も着かなかったのは記憶にありません。
衰弱しているのだろうと思います。
したがって、剪定と言っても枯れ枝を整理する程度です。
根元に近いところには徒長枝はかなり出ます。

古く太い幹にも徒長枝だけは多い。


地面近くの徒長枝は邪魔になるので全て切りますが、上の方は全て切らずに適当に残します。


木に登って枝を切ります。ザクロはトゲがあるので厄介です。ただトゲと言ってもユズやバラのような鋭いトゲではありません。しかし、少々痛い目には遭います。
これは樹上から撮ったもの。

枯れ枝を主に切ります。切った枝の芯が黒くなっているのが見えます。


最終的に切ったのはわずかこのくらい。大枝はありません。


芯が黒くなっている枝が目立ちます。


全体を眺めても剪定後のようには見えません。
細い枝は沢山見えるものの、勢いのある若く太い枝がないのです。


この古木のザクロの保持は、我が家の庭の一番の課題です。
専門の庭師ならどのようにするのか。もっとも先立つものがないので頼むのは無理ですが。