里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古木のザクロと白梅・紅梅の剪定

2024年01月13日 | 古木管理

古木のザクロと白梅・紅梅の剪定をしました。
樹齢は何れも推定130年以上。年々、衰えてが目立っています。
まずはザクロ。


一昨年、暫くぶりで実が数個成りましたが、昨年は花も少なく、実は1個も成りませんでした。
かつての剪定は高木にならないよう主に大枝を切り詰めることでした。
今は太い枝が伸びるようなことはありません。
枯れ枝と徒長枝を整理する程度で、むしろ切らないようにしています。
下の方の徒長枝はかなり出るので邪魔にならないよう全て切ります。

上の方は樹勢の維持のため徒長枝も伸ばしています。


枯れ枝だけはこのように切ります。


剪定量は僅かです。


こちらは白梅。


苔むした老木になりました。
4年ほど前、カイガラムシの一種タマカタカイガラムシが寄生し、どうなることかと思いました。
薬剤防除に加え寄生した枝を思い切って全て切り落としました。
相当なダメージだったはずで、老木だけにヘタをすると枯れるかもしれないと危惧しました。
結果としては奏功したようで、その後は寄生していません。
樹勢も以前と変わらないくらいに回復しています。
しかし、今は大枝を切り詰めることはしないようにしています。


このように根元近くは徒長枝が沢山生えます。


これらは全て切ります。


上の方は枯れ枝を少し切った程度。


これは紅梅。


年々根元の幹に空洞や腐れが目立っています。


こちらにはタマカタカイガラムシの寄生は確認されませんでした。
より樹勢が落ちているので、できるだけ新しい枝を伸ばすようにしています。
下位の方から出た新しい枝が少し太ってきたのは良かった。
徒長枝もあまり出ていません。


枯れ枝は切り詰めます。

上部の枝を切りました。


白梅、紅梅合わせても剪定量は僅かです。


家裏にある青果用の梅も剪定しました。
品種は白加賀。
この梅に最初にタマカタカイガラムシが寄生。古木の梅に影響しないよう枝を徹底的に処分しました。
こちらは樹勢が強いと見えて、新しい枝が大分出てきました。


分りにくいかもしれませんが、混んできたのでこの程度に間引きし、枝を切り詰めました。


自己流なので自信はありませんが、今年はそれなりに穫れそうです。
剪定量はこの程度。


何と言っても古木のザクロと梅をどう維持するかが一番の課題です。



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