最近は、この手の作業をPCで行う場合、描かなくてもいいモノも増えている
( 3Dから持ってこれるなど...。 )のですが、絵には遠近法と言うのがあり
ます。
この画法ですが、古くは紀元前5世紀あたりからあったようですが、今ではフ
ツーに利用するモノとなっています。
遠近法が生まれる前は、絵というのは壁画に代表されるように平面でした。
紀元前の壁画ではサイズも同じで奥行感のない描かれ方をされたモノが多く
存在していた訳ですが、現在では、消失点を設定してその部分から垂直方向に
平行なラインを引く手法などを用いて立体を構築する画法があります。
【 透視図法 】
と呼ばれるモノなのですが、奥行感を出す手法として用いられます。
この手法には
■ 一点透視図法
■ 二点透視図法
■ 三点透視図法
の3種類があります。この画法ですが、画面の作りや辺の長さで広角
になったり望遠にできたりするのですが、多くの場合、迫力を出す為
に広角よりの使い方をするのではないかな?と思います。
まず、二点透視から....。
■ 二点透視図法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/93/6855763a17d5f896f919f1abf6a5494a.png)
ヘタクソですが、これは、消失点が2つある透視図法です。
この例では、道の延長線上に消失点が配置されており、そこからオブ
ジェクトが並んでいると言う訳です。ある意味、
【 消失点を頂点とし、辺の長さを底辺として構築された三角形 】
で面が構成されるのが、この透視図法なのですが、枝分かれした道など
もパースのラインを引けばフツーに描けると言う訳です。基本的に、こ
の手のモノは、
【 視点に強調したいオブジェクトのエッジ(辺)がある 】
時に使うと際立つように思います。次に一点透視図方です。
■ 一点透視図法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/18/c5eb25bcbfb2668b35dc03b40914a29e.png)
これは、フツーに建物に囲まれたモノを描くときにも使う図法なのです
が、使い方で色々できます。
例えば、丘から降りている階段が中央に配置されたような構図だと、
パースが付くので、その階段の形状は 【 台形 】 になります。
つまり、消失点の位置をしっかり決めておけばこうした場合に絵が
破綻しないと言えます。
個人的には、この図法って25mmよりも向こう側になっている気がす
るのですが、距離の表現や、奥行きで空間を見せたい時には使えそう
な気がします。
最後に三点透視図方です。
■ 三点透視図方
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/84/0cca70961bfb81d0695c78819e7124b7.png)
これは、平行の消失点だけでなく、高さに消失点が発生します。
この図法ですが、
■ 物体の高さを出したい場合
■ 視点の高さを出したい場合
に利用します。つまり、
【 空撮 】
【 アオリ 】
の絵を描く時に使えると思います。つまり、下から見上げる時には、
消失点は紙のに存在し、逆に空撮のように見下ろす場合だと、消失点
は紙の下に存在すると言う訳です。
基本的に高さを出す手法ですから、高さのあるモノを描くときに
利用すると効果が出ます。
基本的に直線の塊ですから、ラインをフツーに引けるソフトだと
パースラインを下位レイヤーに配置しておき描いていくとフツーに
描けるモノで、基本的に
【 その形状にあった箱を最初に構築する事を考える 】
と結構扱いやすいと思います。
この画法のいい所は、
【 奥行のある空間で同じ背丈のモノを描くのに重宝する 】
と言う点で。元の原稿サイズにもよりますが、レイヤーコピーでサイ
ズを合わせる時でも高さのラインを引いておけば、奥行きがあっても
同じ高さにソートできると言う訳です。
レンズによっては、望遠みたいに奥のモノがせり寄ってくるような
状況があったり、レンズ効果ではムリな現象を意図的に描く事もあり
ますから、あくまでも絵の場合、奥行きの出し方の基礎的なモノと考
えるといいかも知れません。
( 3Dから持ってこれるなど...。 )のですが、絵には遠近法と言うのがあり
ます。
この画法ですが、古くは紀元前5世紀あたりからあったようですが、今ではフ
ツーに利用するモノとなっています。
遠近法が生まれる前は、絵というのは壁画に代表されるように平面でした。
紀元前の壁画ではサイズも同じで奥行感のない描かれ方をされたモノが多く
存在していた訳ですが、現在では、消失点を設定してその部分から垂直方向に
平行なラインを引く手法などを用いて立体を構築する画法があります。
【 透視図法 】
と呼ばれるモノなのですが、奥行感を出す手法として用いられます。
この手法には
■ 一点透視図法
■ 二点透視図法
■ 三点透視図法
の3種類があります。この画法ですが、画面の作りや辺の長さで広角
になったり望遠にできたりするのですが、多くの場合、迫力を出す為
に広角よりの使い方をするのではないかな?と思います。
まず、二点透視から....。
■ 二点透視図法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/93/6855763a17d5f896f919f1abf6a5494a.png)
ヘタクソですが、これは、消失点が2つある透視図法です。
この例では、道の延長線上に消失点が配置されており、そこからオブ
ジェクトが並んでいると言う訳です。ある意味、
【 消失点を頂点とし、辺の長さを底辺として構築された三角形 】
で面が構成されるのが、この透視図法なのですが、枝分かれした道など
もパースのラインを引けばフツーに描けると言う訳です。基本的に、こ
の手のモノは、
【 視点に強調したいオブジェクトのエッジ(辺)がある 】
時に使うと際立つように思います。次に一点透視図方です。
■ 一点透視図法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/18/c5eb25bcbfb2668b35dc03b40914a29e.png)
これは、フツーに建物に囲まれたモノを描くときにも使う図法なのです
が、使い方で色々できます。
例えば、丘から降りている階段が中央に配置されたような構図だと、
パースが付くので、その階段の形状は 【 台形 】 になります。
つまり、消失点の位置をしっかり決めておけばこうした場合に絵が
破綻しないと言えます。
個人的には、この図法って25mmよりも向こう側になっている気がす
るのですが、距離の表現や、奥行きで空間を見せたい時には使えそう
な気がします。
最後に三点透視図方です。
■ 三点透視図方
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/84/0cca70961bfb81d0695c78819e7124b7.png)
これは、平行の消失点だけでなく、高さに消失点が発生します。
この図法ですが、
■ 物体の高さを出したい場合
■ 視点の高さを出したい場合
に利用します。つまり、
【 空撮 】
【 アオリ 】
の絵を描く時に使えると思います。つまり、下から見上げる時には、
消失点は紙のに存在し、逆に空撮のように見下ろす場合だと、消失点
は紙の下に存在すると言う訳です。
基本的に高さを出す手法ですから、高さのあるモノを描くときに
利用すると効果が出ます。
基本的に直線の塊ですから、ラインをフツーに引けるソフトだと
パースラインを下位レイヤーに配置しておき描いていくとフツーに
描けるモノで、基本的に
【 その形状にあった箱を最初に構築する事を考える 】
と結構扱いやすいと思います。
この画法のいい所は、
【 奥行のある空間で同じ背丈のモノを描くのに重宝する 】
と言う点で。元の原稿サイズにもよりますが、レイヤーコピーでサイ
ズを合わせる時でも高さのラインを引いておけば、奥行きがあっても
同じ高さにソートできると言う訳です。
レンズによっては、望遠みたいに奥のモノがせり寄ってくるような
状況があったり、レンズ効果ではムリな現象を意図的に描く事もあり
ますから、あくまでも絵の場合、奥行きの出し方の基礎的なモノと考
えるといいかも知れません。