とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

型もの好き

2008-06-03 | こねもの・料理
随分前に欲しくて買った「鯛焼き」の焼き型。
買った当初、嬉しくて嬉しくて、それはもうしつこいぐらいに焼いて
我が家だけでなく、ずうずうしくも人様に振る舞ったりもしていた。

それから数年。すっかり型の存在を忘れていたが
つい先日、棚の奥から見つけて、久し振りに焼いてみる。

むむ、なかなか上手くいかない。
どうしてもアンコが隠れずお腹から飛び出てしまう。
どうにか隠れても、アンコが透けてまだらになって
まるで観賞用のコイの様。
やっと6匹目で、まあまあの出来になった。

随分前の話。
世界四大文明展の「メソポタミア文明展」に行った時
座したライオンの形に焼き上がる「パンの焼き型」の展示に、目が釘付けに。
愛くるしい姿に、欲しい~欲しい~!でもミュージアムショップにあるわけない。

祭司用だったらしいが、昔からこんなものを作って
楽しんでいたのだなあと、思わず微笑んでしまったのを覚えている。